焦点:12月米中古住宅販売が予想外に増加、住宅市場底入れの可能性
[ニューヨーク 26日 ロイター] 26日に発表された12月の米中古住宅販売は予想外に増加し、価格下落が続いていた住宅市場が最悪期を脱した可能性が出てきた。
住宅市場は大恐慌以来の低迷にあり、6年ぶり低水準にある住宅価格は依然下落し続け、家を売るには3四半期かかる状況には変わりはない。一方で12月の中古住宅販売戸数は前月比6.5%増と予想外に増加、これが回復の兆候を示している可能性がある。
少なくとも当面は値下がりが続くとの見方から買い控えられてきた住宅だが、価格が大幅に下落したことから、西部を中心に住宅購入が賃貸より安くつく状況に変わりつつある。また住宅ローン金利が歴史的低水準にあることで需要が回復しはじめている。
MDAデータクイックが前週発表したデータによると、カリフォルニア州南部では、住宅の価格中央値が27万8000ドルと前年比34.6%下落するなか、販売が50.5%増加した。
加州の住宅業界コンサルタントによると、住宅差し押さえが多いロサンゼルス東部のリバーサイドやサンバーナーディーノ郡では、1カ月の平均家賃が1157ドルなのに対し、中価格帯の1戸建て住宅ローンの返済額は税引き後で平均1154ドルとなっており、年央までにさらに979ドルに下落すると予想されている。
<割安物件の購入に適した市場>
全米リアルター協会(NAR)が発表した2008年12月の中古住宅販売戸数は6.5%増の年率474万戸。2008年通年の販売個数は13.1%減少し、1997年以来の低水準となった。
一方で12月の価格中央値は17万5400ドルと前年比15.3%下落し、下落率は1968年の調査開始以来最大となった。NARの首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏によると、おそらく大恐慌以来の大幅な落ち込みという。 続く...





















