キヤノンの今期営業利益予想、67%減の1600億円

2009年 01月 28日 16:24 JST
 
check

 [東京 28日 ロイター] キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、2009年12月期の連結業績(米国会計基準)予想を発表した。営業利益は前年比67.7%減の1600億円と10年ぶりの低水準を見込む。

 年内の本格的な経済回復は困難として、2年連続の減収減益が避けられないとしている。

 09年12月期の営業利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト10人の予測平均値2985億円を大幅に下回った。このほか、売上高は前年比14.5%減の3兆5000億円、税引き前利益は同66.7%減の1600億円、当期利益は同68.3%減の980億円を見込んでいる。09年12月期の配当予想(08年12月期実績は1株当たり年間110円)は公表を見送った。

 09年12月期のデジタルカメラ販売は前年比6.6%減の2390万台を見込む。主要製品別の売上高予想をみると、複合コピー機などオフィスイメージング機器は前年比12.2%、レーザービームプリンターは同18.1%、インクジェットプリンターは同8.1%、カメラは同17.6%のそれぞれ減収を予想している。いずれも円高の影響が大きいとしている。半導体製造用露光装置など半導体機器は半導体不況を反映して同27.2%の減収を見込む。

 為替レートは1ドル90円(前年実績103円23銭)、1ユーロ120円(同151円46銭)を想定。前年度実績3619億円だった設備投資は09年12月期は3150億円に減らす計画だ。

 併せて発表した08年12月期連結業績は、売上高が07年12月期比8.6%減の4兆0941億円、営業利益が同34.4%減の4960億円、当期利益が同36.7%減の3091億円だった。世界的な景気悪化に伴う販売の落ち込みに加え、円高の影響により9年ぶりの減収減益決算となった。

写真

追加緩和は「義理チョコ」か

日銀の追加緩和策はどこまでデフレ脱却に真剣なのか。市場では単なるサプライズで終わる「義理チョコ」かどうか見極めたいとの声も。  記事の全文 | 関連記事 

 1月28日、キヤノンの今期営業利益予想は67%減の1600億円に。写真は都内の同社ショールーム。昨年11月撮影(2009年 ロイター/Toru Hanai)
最新ニュースのほか、ブログやコラム、スライドショーなどの最新情報をお届け