米フォード、第4四半期決算で大幅赤字計上の見通し
[デトロイト 28日 ロイター] 米自動車大手フォード・モーター(F.N: 株価, 企業情報, レポート)は29日に発表する第4・四半期決算で大幅赤字を計上する見通しだが、投資家は同社のキャッシュバーンレートと2009年の見通しに注目する可能性が高い。
投資家や債権者にとって重要な問題は、米政府からの融資を受ける必要はないと表明しているフォードが、世界的な自動車市場の縮小に歯止めがかからないことを受けて計画の変更を余儀なくされるかどうかだ。
世界最大の自動車市場である米国市場では、昨年12月に販売台数が26年ぶりの低水準に落ち込み、年初の販売台数もさらに悪化すると見込まれている。
フォードは世界経済の悪化に備えた保険として、米政府に90億ドルの融資枠設定を要請。米政府から合計174億ドルの緊急つなぎ融資を受けたゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nやクライスラーとは一線を画そうとしているが、新年の米景気は悪化の一途をたどっており、業界全体の販売に関して言えば、1月の様相は08年10─12月とさほど変わっていない。12月の販売台数は年率換算で1030万台だった。
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年末、フォードにはライバル社に比べて数四半期の猶予があるが、手元資金の水準が自動車事業の維持に必要な水準を下回るリスクに依然として直面する可能性があるとの見方を示した。
フォードの第4・四半期決算についてロイター・エスティメーツが集計したアナリスト予測の平均は、特別項目計上前の1株当たり損失が1.22ドルとなっている。損失総額に換算すると28億ドル超になる。
ドイツ銀行は28日、北米、欧州、フォードの「ボルボ」ブランドとフォード・モーター・クレジットで税引き前損失がかさんでいるため、第4・四半期の1株当たり損失はアナリスト予測平均に届かないとの見方を示した。
ドイツ銀は「ただ、投資家は営業キャッシュバーンに注目する可能性が高い」と指摘。北米と欧州での生産削減により、運転資本が同行の予想するマイナス34億ドルを大きく下回る可能性があるとしている。 続く...












