深刻さ増す不況、MBAホルダーの進路選択に変化

2009年 02月 14日 11:33 JST
 
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 [ケンブリッジ(米マサチューセッツ州) 13日 ロイター] 経営学修士(MBA)取得者たちにとって、投資銀行への就職はここ数十年の間、経済的成功を収めるための人気の進路となってきた。

 しかし米金融業界を激震が襲うなか、ビジネススクール(経営大学院)の卒業生たちは厳しい就職戦線を勝ち抜こうと、新たな進路を懸命に模索している。

 1930年代の大恐慌以来最悪という景気後退に直面し、ビジネススクールに在籍する学生の一部は希望条件に妥協し始めている。投資銀行への就職を志望していた学生は別の進路を探し始め、また各国からの留学生は母国の状況が米国よりも多少なりとも良いかどうかを勘案している。

 金融大手シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)、ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が数万人の人員削減に踏み切るなか、ほんの数年前まで同業界から引く手あまただったMBA取得者たちを待ち構えるのは、小さくなった「パイ」を争うような厳しい就職戦線だ。

 メガン・ギャラリーさん(24)は昨年9月、投資銀行でM&A(企業の合併・買収)業務に携わることを夢みて、名門マサチューセッツ工科大学(MIT)のスローン経営大学院に入学。しかし現在、ギャラリーさんは新興企業でコーポレート・ファイナンス(企業金融)部門でのサマージョブ(夏休みの間のアルバイト)を検討しているという。

 また、ボストン大学のビジネススクールに在籍するインドからの留学生、シュリンカント・デーブさん(26)も投資銀行業務には固執せず、小売店チェーンのコーポレート・ファイナンス部門での仕事を決めた。

 <心配の種は学費ローン> 

 MBA課程のキャリア・カウンセラー(進路相談員)は学生たちに、職種の選択には柔軟な姿勢で臨み、出ている求人には貪欲に応じるよう促している。   続く...

 2月13日、MBAホルダーにとってここ数十年の間、投資銀行への就職は経済的成功を収めるための人気の進路となってきた。写真は2005年5月、米コロンビア大の卒業式で撮影したMBAの新規取得者たち(2009年 ロイター/Chip East)
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