ドル上昇、弱い米指標やシティのニュース受けた逃避買いで=NY市場

2009年 02月 28日 10:08 JST
 

 [ニューヨーク 27日 ロイター] 27日のニューヨーク外国為替市場では第4・四半期の米国内総生産(GDP)改定値が1982年初め以来の低水準となったことなどを受けて、ドルが安全資産として買われ全般的に上昇した。

 米財務省のシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)優先株転換発表、米株安なども材料となった。一方、円は上昇。アナリストによると、月末を控えたリパトリエーション(本国還流)に幾分支援された。

 第4・四半期米GDP改定値は、前期比年率マイナス6.2%と速報値のマイナス3.8%から伸び率が下方修正された。ロイターがまとめたエコノミスト予想はマイナス5.4%だった。

 米財務省はシティの優先株について、他の優先株保有者が普通株に転換することを条件に250億ドルを上限に転換すると発表。上限まで普通株に転換した場合、政府の保有比率は約36%になる。この発表を受けて株式が軟調となった。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨ストラテジスト、メグ・ブラウン氏は「GDPデータはかなり弱かっただけでなく第1・四半期も非常に弱くなる可能性を示し、これがリスク回避の動きにつながった」と指摘した。

 終盤の取引でユーロ/ドルは0.4%安の1.2681ドル。ドルは対スイスフランで0.3%高の1.1685スイスフラン。

 欧州株式が軟調となったことがユーロを圧迫。欧州復興開発銀行(EBRD)・欧州投資銀行(EIB)・世界銀行が、中・東欧の経済危機に対応するため総額245億ユーロ(312億ドル)を同地域の銀行や企業に融資するプログラムを共同で導入すると明らかにしたことには反応薄だった。

 1月のユーロ圏失業率は8.2%と市場予想を上回った。また、1月のユーロ圏インフレ率は10年ぶり低水準となった。  続く...

 
 
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