1─3月GDPも2ケタ低下へ=エコノミスト予想
[東京 30日 ロイター] 30日発表された2月鉱工業生産の結果を踏まえ、2009年1─3月期国内総生産(GDP)予想を民間エコノミストに聞いたところ、10─12月期のマイナス12.1%に続き、マイナス10%程度かそれ以上のマイナス幅となるとの見通しが示された。
実際に2四半期連続で2けたのマイナスになれば、第1次オイルショックが起きた1970年代前半にも見られなかった未曾有の事態となる。
4─6月期については政策効果への期待もあり、マイナス幅は縮小する見通しだ。
第1次オイルショック後の1974年1─3月期は前期比年率マイナス13.1%と過去最大の落ち込みを記録したものの、同年4─6月期、7─9月期には、それぞれ年率プラス2.9%、プラス5.2%とプラスに転じている。
しかし1─3月期GDPは、10─12月期から目立った改善は見られず、むしろ悪化するとの予想さえ聞かれた。その目安となっているのは、経済産業省の3月生産見通しを基に算出した1─3月期鉱工業生産が前期比マイナス23.2%と、10─12月期の同マイナス12.0%よりも悪化して過去最大の低下幅となりそうなことだ。生産はGDPの2割程度を占めるため、生産の大幅悪化はGDPの下押しに直結する。
GDPの構成項目別にみると、10─12月期GDP押し下げに圧倒的に寄与した外需は、1─3月期にはややマイナス寄与度が縮小するとみられている。三井住友アセットマネジメントの試算では、外需のマイナス寄与度は10─12月期のマイナス3.0%からマイナス2.2%程度に縮小する。これは、ここにきて輸出だけでなく、内需減退の影響で輸入の減少も目立ったきたためだ。
一方、設備投資や消費という内需項目のマイナス幅は拡大するとみられている。設備投資との相関が強い資本財出荷は1月に前月比マイナス15.2%、2月に同マイナス8.9%と大幅悪化が続いた。また消費との相関が強い耐久消費財出荷も、それぞれマイナス21.2%、マイナス7.6%と大幅な落ち込みを見せた。
加えて10─12月期にGDP押し上げに貢献した在庫は、1─3月期には一転して在庫押し下げに寄与するとみられている。2月の鉱工業在庫が前年比マイナス1.7%と29カ月ぶりのマイナスに転じるなど、在庫削減の動きが明確になってきたためだ。 続く...












