ドルが対ユーロで1カ月ぶり高値=NY外為市場
[ニューヨーク 17日 ロイター] 17日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対ユーロで1カ月ぶり高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)が5月に発表するとしている非標準的措置について、トリシェECB総裁が言及しなかったことで政策をめぐる不透明感が広がった。
米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の第1・四半期決算は赤字が大幅に縮小したにもかかわらず、リスク回避が若干強まりドルを支援した。最近の明るい決算が今後も続くか見極めようとする動きが見られた。
トリシェ総裁は東京で講演を行ったが、期待を生むことを避けたいとして、非標準的な措置について詳細を明らかにしなかった。
ウェルズ・ファーゴの通貨ストラテジスト、バッシーリ・セレブリアコフ氏は「市場はECBの政策スタンスに失望しつつある。トリシェ総裁は金利と非伝統的措置の見通しのいずれにおいても、ECBの立場を明確にしなかった。ユーロが全面的に独歩安となった」と話した。
終盤の取引で、ユーロ/ドルは1.2%安の1.3024ドルとなった。一時ロイター・データで1.3019ドルの安値をつけた。
ドル/円は前日比ほぼ変わらずの99.23円。
ムーディーズがアイルランドの格付けを「AAA」から引き下げる方向で見直すと発表したこともユーロの圧迫要因だった。
ムーディーズは、他のトリプルA格の国と比較すると同国は経済規模が小さく、抑制された状況にあると指摘。見直しの結果、危機から脱却する際の成長見通しが比較的弱いと判断されれば、格付けは中位あるいは高位のAAに引き下げられる可能性があるとした。 続く...












