松竹10年2月期見通しは営業52%増益、「おくりびと」効果など

2009年 04月 24日 15:25 JST
 

 [東京 24日 ロイター] 松竹(9601.T: 株価, ニュース, レポート)は、2010年2月期の業績見通しについて、連結営業利益が24億円(前年比52.4%増)になると発表した。

 「おくりびと」効果など邦画が貢献するという。

 大幅増益となる理由として、会社側では09年2月期は赤字だった映像事業が黒字に転換する点を挙げていた。ハリウッド映画の退潮など洋画の不振がこれまで響いていたが、邦画の拡大が利益押し上げ要因になる。

 とりわけ、「おくりびと」が米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した効果が大きい。「おくりびと」は23日までに、興行収入が61億円、530万人強の入場者を記録したが、このうち6割が前期までの数字。同社の油谷昇取締役は「『おくりびと』は今期、コストがかからない形で収益に貢献する。当初は(興行収入が)10億円行かない作品だと思っていた」と語っていた。

 同社では、ここ3年ほど、売り上げを追求せずに、内容の良い作品に絞り公開するスタンスを取っており、今期の売上高は942億円(前年比0.8%減)と微減となる見通し。ただ、「おくりびと」以外の作品でも、公開中の「ヤッターマン」が好調に推移しているほか、「60歳のラブレター」など期待作品の公開を控えている。厳選した作品づくりによる邦画の好調を背景に「(収益全般で)復調の兆しが出ている」(油谷取締役)という。

 
 
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