ユーロが対ドルで上昇、欧州経済の底入れ期待高まる=NY市場

2009年 04月 25日 10:29 JST
 

 [ニューヨーク 24日 ロイター] 24日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで上昇。4月の独IFO業況指数が改善したことで欧州経済は最悪期を脱したとの期待が広がった。

 株価の上昇で投資家のリスク選好が高まったことや、米自動車大手クライスラーの破産法適用申請が近いとの観測もドルの重しとなった。

 RBSグローバル・バンキング・アンド・マーケッツの為替ストラテジスト、ダスティン・リード氏は「株が買われドルを圧迫した。最近の指標、特に欧州の指標は景気後退のペースが少なくとも加速していないことを裏付けている」と述べた。

 終盤の取引でユーロ/ドルは0.7%高の1.3245ドル。一時約2週間ぶりの高値となる1.33ドルを上回る水準まで上昇した。

 ユーロは対ポンドでも91ペンス近くまで上昇し2週間ぶりの高値をつけた。第1・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率が前期比マイナス1.9%と、1979年第3・四半期以来の大幅なマイナス成長となったことが背景。

 ポンド/ドルは0.4%安の1.4661ドル。

 ドルは対円で1%安の97.08円となったほか、対スイスフランでは0.9%安の1.1395スイスフランとなった。

 ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、ニック・ベネンブローク氏は、クライスラーの破たんが近いとの懸念がドル下落の背景にあるとの見方を示した。

 米連邦準備理事会(FRB)は主要19銀行を対象としたストレステスト(健全性審査)に関する手法や判断基準を発表し、基準を「大幅に」上回る資本を確保する必要があると指摘した。これを受けてユーロは上げ幅を縮小した。

 
 
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