金融機関損失に関するIMF推計には方法論的問題点=ECB総裁
[ワシントン 24日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は24日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、国際通貨基金(IMF)が先ごろ発表した金融機関の抱える潜在的損失の推計額について疑問を呈した。
IMFは、貸し倒れや証券関連の損失処理により、欧州の金融機関で2010年末までに新たに7500億ドルの評価損が見込まれると推定した。
これについてトリシェ総裁は「非常に注意深くみており、IMFと明確にしなければならない方法論的問題点があると考えている」と指摘した。
「われわれの見解では、欧州に関して言えば、方法論の問題で、完全に説得力のある分析にはなっていない」という。
総裁は詳細には踏み込まなかったが、「レバレッジレシオの計算は米国の概念に基づいているようだ。会計基準は米国と欧州で同じではない。方法論的バイアスがかかっている可能性がある。IMFを批判しているわけではない(が)、非常に注意深く見る必要がある」と指摘した。
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