新生銀とあおぞら銀が経営統合に向け交渉、6位の資産規模に

2009年 04月 25日 14:28 JST
 

 [東京 25日 ロイター] 新生銀行(8303.T: 株価, ニュース, レポート)とあおぞら銀行(8304.T: 株価, ニュース, レポート)が経営統合に向けた交渉に入ったことが25日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。

 両行が統合すると総資産は18兆円を超え、現在規模で6位の中央三井トラスト・ホールディングス(8309.T: 株価, ニュース, レポート)を抜く。金融危機のあおりを受け両行は経営不振に直面しているが、危機をきっかけにした金融再編がいよいよ日本でも始まった。

 両行は統合に向けて資産査定などの作業に入っている。具体的な統合スケジュールや統合方法などは明らかになっていない。両行に対しては公的資金が注入されており、金融庁も状況を把握している模様だ。

 両行とも顧客基盤が薄く貸出ビジネスが伸び悩んでおり、これを補うために海外の有価証券投資などに傾注してきた。しかし、金融危機の影響を受け、有価証券投資で多額の損失が発生。2009年3月期当期損益の見通しは、新生銀が480億円の赤字、あおぞら銀は1960億円の赤字に陥る。

 特にあおぞら銀は、金融債発行による資金調達が困難になっており、流動性の安定的な確保が課題になっている。新生銀は預金ビジネスが一定の成果を出しており、統合で流動性問題の解消を図りたい考えだ。

 両行に対して注入されている公的資金は現在、株価の低迷により含み損状態で、金融庁も統合による競争力強化が株価上昇に結びつくことを期待している。新生銀行の筆頭株主は、約33%を保有する米系投資ファンドのJCフラワーズ。あおぞら銀の筆頭株主は、約50%を持つ米系投資ファンドのサーベラスとなっている。

 (ロイター日本語ニュース 布施太郎)

 
 
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