プラグイン・ハイブリッド車、米国での普及に高いハードル
[オーランド(米フロリダ州) 21日 ロイター] 次世代の環境対応車として注目されるプラグイン式のハイブリッド車。家庭のコンセントで充電できるプラグイン式の普及にはオバマ政権も力を入れる。
一方で、コスト面やインフラ面が足かせとなり、米国で本格的に普及するには高いハードルがあるとみられている。
米エネルギー省が管轄するアルゴン国立研究所のダン・サンティニ氏は、大容量のバッテリーを搭載するプラグイン・ハイブリッドについて、動力源となる電気自体は火力発電などによって作られるものの、ガソリン車に比べて1台当たりの二酸化炭素排出量は少ないと指摘。将来的に電気が原子力発電や風力発電で賄われることになれば、プラグイン・ハイブリッド普及による温室効果ガス削減効果はさらに大きくなるという。
米政府はプラグイン方式の開発に力を入れており、オバマ大統領は2015年までに100万台のプラグイン・ハイブリッド車を普及させる目標を掲げている。オバマ政権が打ち出した景気対策の中には、バッテリー関連製品の製造・開発に対する総額約20億ドルの支援も含まれる。
また、米ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nが市場投入を計画するプラグイン・ハイブリッド車の「シボレー・ボルト」は、2010年後半にも市販されるとみられる。
しかし、高価な大容量バッテリーを搭載する「シボレー・ボルト」の販売価格は、トヨタ(7203.T: 株価, ニュース, レポート)のハイブリッド車「プリウス」に比べると約2倍の4万ドル前後になる可能性がある。
プラグイン・ハイブリッド式バスでの実績があるノースカロライナ州立大学の専門家、イワン・プリチャード氏も「プラグインは完璧な解決策ではなく、最も安価にもならない」と語る。
また、プラグイン・ハイブリッド車の充電には4─8時間かかるが、自宅やオフィスなど、さまざまな場所にバッテリー充電ステーションが設置される必要がある。 続く...












