スズキの10年3月期、営業利益9割減も黒字確保へ
[東京 11日 ロイター] スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、2010年3月期の連結営業利益が前年比87%減の100億円になる見通しと発表した。販売減と円高が収益を圧迫して大幅な減益となるものの、比較的堅調な国内の軽自動車を下支えとして、黒字確保を目指す。
トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値は419億円だった。
<「絶対に赤字にしてはいけない」>
売上高は前年比23.5%減の2兆3000億円、経常利益は同74.9%減の200億円、当期利益は同81.8%減の50億円を見込む。会見した鈴木修会長兼社長は「当社は内部留保もないし、絶対に赤字にしてはいけない」と述べた。とくに厳しい上半期の営業損益はゼロ円を想定しているが、鈴木社長は「とにかく1円でも良いから黒字を確保するという意味合いだ」と語った。
四輪車の世界販売は219万台を計画(09年3月期実績は230万6000台)。前年から919億円の営業減益要因になる。このうち主力のインドは前年並みの約72万台を見込む。インド政府による需要喚起策で同国の自動車市場は回復傾向にあるが、鈴木社長は「この地球上でインドだけが良い状況というのは長く続かない。厳しく見通さないといけない」と語った。北米は半減の4万台強、欧州は10%減の27万台、中国は横ばい20万台弱になる見通し。日本国内は1.5%%減の65万5000台で、うち軽自動車は0.1%増の58万台、登録車は12.3%減の7万5000台を見込む。
為替はドル/円90円、ユーロ/円115円で設定。前年からそれぞれ11円と29円の円高で、営業利益を810億円圧迫する。
<注目されるGMとの関係、環境技術の共同開発を不安視>
スズキが同日発表した09年3月期の営業利益は前年比48.5%減の769億円だった。営業減益は9年ぶり。円高と需要減少で、同社の成長をけん引してきた海外での売り上げ減が響いた。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値は686億円だった。 続く...












