3月英鉱工業生産や貿易収支、景気回復の兆し示す

2009年 05月 12日 21:58 JST
 

 [ロンドン 12日 ロイター] 英国立統計局(ONS)が発表した3月の鉱工業生産指数は低下幅が予想を下回ったほか、貿易赤字はほぼ2年ぶりの水準に縮小した。

 3月の鉱工業生産指数は前月比0.6%低下し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.8%低下よりも底堅い内容だった。

 ただ、前年比では12.4%低下し、1968年にデータ算出を開始して以来の大幅なマイナスとなった。

 エコノミストは、このデータは明るい兆しを示すものだとみており、ドイツ銀行の英国担当エコノミスト、ジョージ・バックリー氏は「このデータは景気回復を示すものだ。生産は依然として減少しているが、プラスに転じるのは遠いことではないだろう」と述べた。

 3月の製造業生産指数も前月比0.1%低下したが、やはり予想よりは堅調な内容だった。ロイターによるエコノミスト調査では0.8%低下が予想されていた。

 インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「今朝発表されたデータは、全般的にポジティブなものだ」とした上で、「鉱工業生産は予想を著しく上回った。2月のデータも上方修正された。第1・四半期の鉱工業セクターはそれほど弱くなかったようだ」との見方を示した。

一方、3月の貿易赤字は65億8900万ポンドで、前月の68億3400万ポンドから縮小。エコノミスト予想の72億ポンドを下回った。

 
 
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