パイオニアの10年3月期、構造改革で6年連続赤字へ
[東京 13日 ロイター] 経営再建中のパイオニア(6773.T: 株価, ニュース, レポート)は13日、2010年3月期の連結当期損益予想は830億円の赤字だと発表した。カーエレクトロニクス、ホームエレクトロニクスともに営業赤字が継続する。
また、人員削減を中心とした470億円の構造改革費用が発生。当期赤字は6年連続となる。
830億円の当期赤字予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間における主要アナリスト5人の予測平均値の赤字額752億円を下回った。売上高は前年比24.8%減の4200億円、営業損益は330億円の赤字(前年実績は545億円の赤字)を予想している。4月28日に2012年3月期までの中期経営計画を発表しており、今回の業績予想も同計画での数値から変更はない。中期計画では11年3月期以降に営業・当期損益の黒字化を目指す。
10年3月期の部門別の営業損益は、再建の柱に据えたカーエレクトロニクス事業で90億円の赤字(09年3月期は123億円の赤字)、10年3月期中にテレビ事業から完全撤退するホームエレクトロニクスは220億円の赤字(同386億円の赤字)を見込む。会見した小谷進社長はカーエレ事業について、「前期第3四半期の悪い状況が今期の上期いっぱい続く想定で、下期に入って少しずつ回復基調に入る。構造改革の効果が下期に出てくるので、下期は黒字転換する計画」と説明した。
同社は4月28日に、公的資金を使った一般企業向けの資本注入を申請する意向を表明した。小谷社長は「社内で申請に向けた準備を進めているが、その後進展はない」と説明。申請金額は「300億円とも言われているが、額ははっきりしていない」(小谷社長)としている。
(ロイター日本語ニュース、浜田健太郎)
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