来週の外為市場、ドルの下値余地は限定的に
[東京 15日 ロイター] ドル/円はレンジの下値を探る展開になっているが、ドルに直接の大きな悪材料がないため、来週はドルの下げ余地は限られるとみる声が多い。
予想レンジはドル/円JPY=が94.00―98.00円、ユーロ/ドルEUR=が1.35―1.38ドル付近。
4月米住宅着工件数や日本の1─3月期GDPなどの経済指標を通じて市場の景気回復期待を検証しつつ、下値を固める展開になりそうだ。
<ドルはレンジの下値を模索、95円からの下値余地は限定的との見方>
予想を下振れたドイツの第1四半期GDPをきっかけにユーロ/円が売り込まれ、円買いが波及してドル/円も下値模索となり、欧州時間に入って一時レンジの下値とみられていた95円を割り込んだ。
ドイツの第1・四半期GDP伸び率は前期比マイナス3.8%と、ロイターが実施したエコノミスト調査(前期比マイナス3.0%)を割り込み、1990年のドイツ統一後最大のマイナス幅を記録した。ただ、ユーロ/ドルの下げは限られていることもあり、市場ではこれによる下値余地は限定的との見方が多い。「次の下値メドは94円半ば。当面は94円までみておけばいいのではないか」(都銀)、「下げたとしても、3月安値の93円半ばは大きな下値メドになる」(国内金融機関)との声も出ている。
<米住宅関連指標で市場の景気回復期待を検証>
経済指標で注目されているのは19日の米4月住宅着工件数を中心とする米住宅関連指標。ロイターがまとめた事前予想は52万戸で、過去2番目の低水準となった3月の51万戸から小幅増加する見通し。ほかに、18日には5月米住宅建設業者指数、また20日には米住宅ローン・借り換え申請指数が発表され、住宅市場底入れへの期待が試される。 続く...












