グリーンスパン氏、「米銀はなお資本不足」=報道
[シンガポール 21日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は、米経済と金融市場の状況は改善したが、銀行は資本不足に直面しており、これが貸し出しと景気回復の妨げになる可能性があると警告した。
ブルームバーグがウェブサイトで報じた。
グリーンスパン氏はインタビューで「状況が改善したことは疑いがない。世界のあらゆるところで改善しており、驚くべきことだ」と述べた。
さらに「米国の商業銀行システムはまだ多額の資金を必要としており、資本増強が必要だ」と述べた。
米国では今月銀行のストレステスト(健全性審査)の結果が発表され、大手銀10行は合計で746億ドルの資本不足が指摘された。各行は6月8日までに資本調達計画を提出し、11月9日までに実行するよう求められている。
ブルームバーグによると、グリーンスパン氏は、まだ住宅ローン危機の可能性があり、金融危機は終わっていないと指摘。「住宅価格が下げ止まらない限り、依然として深刻な住宅ローン危機の可能性がある」と述べた。
また、低迷が続く住宅価格から生じるリスクを警告し、これが多くの借り手を脅かしていると指摘した。
そのうえで「われわれは瀬戸際に立たされており、この問題を迅速に解決できなければ心配だ」と述べた。
第2・四半期の米国内総生産(GDP)については、年率1%のマイナス成長との見方を示した。
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