流動性を引き揚げる必要、現時点ではない=仏中銀総裁

2009年 06月 23日 21:57 JST
 

 [パリ 23日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁は23日、現時点では各国の中央銀行は金融システムから流動性を引き揚げる必要はないと述べた。ただ、必要が生じた場合は直ちに流動性を引き揚げるよう準備をしておく必要はあるとした。

 同総裁はフランス中央銀行での記者会見で、必要が生じた時には中銀が直ちに流動性を吸収するとの信頼感を広く行き渡らせることにより、社会のインフレ期待をコントロール下に置くことができると指摘。

 その上で、経済のすべてのプレーヤーが中銀による流動性の引き揚げを当てにしている状態であることは、各プレーヤーが経済回復に道を開く方向に行動することになるため、そうした状態を作り出すことは重要だと述べた。

 同総裁は「重要なのは、適切な時期に適切なペースで、中銀が徐々に流動性を引き揚げる準備をしておくことだ」と指摘。「これは直ちに対処が必要な問題ではない。現時点では、このようなオペレーションの開始、もしくは開始の準備でさえも必要ではない。ただ、適切な時期が来た時のために準備をしておく必要はある」と述べた。

 一方ノワイエ総裁は、ECBの短期金利の誘導方針への具体的な言及は控え、一般論として、ECBの金融政策は、経済成長を回復させながら物価安定を最優先させることの双方で整合性を保っていなければならないと述べた。

 
 
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