世界のIPO市場が第2四半期に急回復、年末までに件数回復へ
[ニューヨーク 25日 ロイター] 世界の新規株式公開(IPO)をめぐる状況は今年第2・四半期には急回復し、上場企業による株式売り出しも相次いでいることから、IPO件数は年末までには回復すると見方が出ている。
銀行関係者からは、市場が安定を取り戻し 好調なIPOを経て上場を果たす企業も出てきていることから、2010年までには持続可能な回復基調に乗る素地が整ってきたとの声も聞かれるようになった。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の株式・資本市場のグローバル部門を率いるリサ・カーノイ氏は「IPO市場は活気づいている。投資家は新規に上場する企業に関心を持っている」と述べた。
IPO市場は第1・四半期は動意が薄かったものの、第2・四半期は、特に米国と、10カ月間の凍結期間を経て最近IPOが再開された中国で、注目すべき企業のIPOが相次いだ。
世界のIPO市場の約4分の1を占める米国では、語学教材ソフト大手の米ロゼッタストーン(RST.N: 株価, 企業情報, レポート)や、飲食店予約サービスのオープンテーブル(OPEN.O: 株価, 企業情報, レポート)などが新規公開。取引初日から株価が高騰した。
その他の地域では、中国のアルミ製品メーカー、中国忠旺控股(1333.HK: 株価, 企業情報, レポート)が香港市場に上場、12億7000万ドルを調達した。また 英携帯電話会社のボーダフォン・グループ(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)のカタール子会社も上場。9億2930万ドルを調達した。
第2・四半期はIPOの件数は増加したものの、IPOによるドル建てでの資金調達額は減少。年初からのIPOによる調達額は、前年比91%減となっている。一方、トムソン・ロイターのデータによると、世界の上場企業による株式の新規発行による資金調達額は、第2・四半期は2078億ドルと、前年比43倍に達している。
銀行関係者の間では、上場企業による株式売り出しの増加はリスク選好度の回復を示すため、IPOが回復する前兆との見方が出ている。 続く...
株式市場、短期リバウンドも
米国株や為替などの外部要因が落ち着けば、売られ過ぎの反動でいったん自律反発に転じる可能性も。 記事の全文













