ドル概ね下落、中国の準備通貨発言やリスク選好改善で=NY市場
[ニューヨーク 26日 ロイター] 26日のニューヨーク外為市場で、ドルがおおむね下落。中国がスーパーソブリン(超国家)準備通貨の創設をあらためて求めたことやリスク選好の高まりが要因となった。
中国人民銀行は26日、年次金融安定報告書を発表し、一部の準備通貨への過度の依存を低減するよう国際社会に求める考えを示した。ドルを名指ししなかったものの、1つの通貨が世界の金融システムを独占する状況は深刻な問題だと指摘した。
中国の当局者は過去数カ月、ドルの準備通貨としての立場に対する懸念を繰り返し表明しているが、アナリストの間では、中国が巨額の米債券を保有していることを踏まえると、そうした言及は引き続きドルの圧迫材料となる公算が大きいとみられている。
こうしたなか、今週発表された一連の世界的な流動性対策を受け、投資家のリスク許容度が高まったこともドル売りにつながったという。
ウェルズ・ファーゴ・バンクの為替戦略部長、ニック・ベネンブローク氏は調査リポートで「リスク選好改善もこの日のドル安の潜在要因。中国によるこの種の発言は当然ドルを圧迫しているが、米国債を大量に売却しているという証拠はまだない」と述べた。
終盤の取引で、主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数は0.7%安の79.826。週内につけた2週間ぶり安値の79.562に迫った。
ユーロ/ドルは0.6%高の1.4071ドル。週内には2週間ぶり高値となる1.4138ドルをつけていた。
ドルは対円で下落。電子取引システムのEBSによると0.7%安の95.20円。
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