焦点:不安心理映すVIX指数、米経済の最悪期脱却を示唆

2009年 06月 30日 14:30 JST
 

 [ニューヨーク 29日 ロイター] 米経済がここ数十年で最悪とされるリセッション(景気後退)を脱却しつつあるとの見方が広がっている。

 株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は、昨年9月のリーマン・ブラザーズ経営破たん直前の水準まで低下した。

 リーマン破たんで金融市場が混乱し、景気が急激に悪化するなか、同指数はリーマン破たん後の数週間、歴史的な高水準に急上昇していた。

 ただ最近は景気回復の兆候が出て、第2・四半期の株式市場もここ10年で最も高い伸びを示す中、VIX指数は危機前の水準に戻り始めた。

 インタラクティブ・ブローカーズ・グループのシニアアナリスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏は「プロテクションを買う必要性が低下した。3月の安値を再びつけることはないと思われている」と述べた。

 VIX指数は、S&P総合500種指数のオプションに基づいて算出したもので、向こう30日間のボラティリティに関する市場の予想を反映する。S&P総合500種指数と逆の動きをすることが多い。

 S&P総合500種指数は3月上旬、12年超ぶりの安値水準に落ち込み、2007年10月につけた史上最高値を57%以上、下回った。

 VIX指数は昨年10月末には89.53と、取引時間中の過去最高水準にまで上昇していた。29日には25.35で終了、リーマンが破たんした週末の前の2008年9月11日以来の低水準となった。  続く...

 
 
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