携帯電話全4社が利用申請、新周波数帯「プラチナバンド」で
[東京 27日 ロイター] 総務省が携帯電話事業者1社に割り当てる900メガ(メガは100万)ヘルツ帯の周波数の利用申請が27日締め切りとなり、携帯4社すべてが同日、応募した。同省は割当先選定のため、各社の電波利用状況など複数の審査基準を踏まえて選定に入り、2月中の正式決定を目指す。
NTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)、KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)、イー・アクセス(9427.T: 株価, ニュース, レポート)の4社は同日、開設計画を提出した。現在900メガヘルツ帯を使っているタクシー無線などの事業者が別の周波数帯に移る必要があり、その移行費用の上限2100億円を4社とも全額負担する意向。
900メガヘルツ帯は、建物などの障害物を避けて電波が届きやすく、「プラチナバンド」と呼ばれる。プラチナバンドは少ない基地局で効率的に電波が届くほか、通信混雑を緩和できるなどの利点がある。4社のうち、ソフトバンクとイー・アクセスはプラチナバンドを保有していない。
ソフトバンクはプラチナバンドを持っていないほか、周波数当たりの契約数が4社中最も多いことなども理由に挙げ、割り当てられるべきと主張。新興事業者のイー・アクセスは上位3社に割り当てられれば寡占がさらに進むとし、「公正かつ透明なプロセスで審査が行われることを強く期待する」と主張している。一方、ドコモ、KDDIも電波が逼迫(ひっぱく)している状況は同じで、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及に伴うデータ通信量の増加に備え、ぜひとも確保しておきたいとして譲らない。
(ロイターニュース 白木真紀)
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