ソニー、ゲーム子会社の事業モデルでアップルに対抗へ=次期社長
[東京 10日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の平井一夫次期社長は9日、ロイターなどとのインタビューで、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)に対抗する戦略として、ゲーム子会社「ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)」の事業モデルをソニー全体に広げていく意向を示した。
「プレイステーション」などゲーム事業で展開してきたハード製品とソフトウェアをネットワークで結ぶビジネスモデルが「これからのソニー全体に応用できるコンセプトになる」との考えを示した。
<ハードもソフトも両方大事>
4月1日付で平井氏は、副社長から社長兼CEOに昇格する。2005年から会長兼CEOを務め、今年6月の株主総会で会長を退くハワード・ストリンガー氏について平井氏は「『ソニー・ユナイテッド』のスローガンでソニーのさまざまな事業をまとめてきた」と評価した。その上で「私はそれを受け継がなければならない。スローガンは『ワンマネジメント・ワンソニー』だ」と述べた。
平井氏は「ソニーはハードを重視する会社になるか、ソフト重視の会社になるか」との質問に対し、「ハードもソフトもコンテンツサービスもすべて重要だ」と答えた。自身の出身母体のSCEを例に挙げ、「SCEはハードとソフトが支え合っている。ソニーもこうした会社に進化できる」と指摘。その上で、今後の方向性について、ハードウェアだけではなくネットワークを通じたエンタテイメントコンテンツを供給することで「『ソニーらしい商品』を生み出す会社から、『ソニーらしいユーザー体験』を提供する会社に進化したい」と語った。
<構造改革で痛み出てくる>
事業構造改革については「いろいろな分野で痛みが出てくる」と述べるとともに「東京の本社、日米欧の販売会社、サプライチェーン、情報システム投資など固定費削減に関わるあらゆる分野を見直す」と語った。その上で「私は、いろいろな分野での重複解消や固定費削減のために、厳しい決断をしなければならないと思う」と指摘した。
平井氏は2月2日の記者会見で社長就任にあたって、(1)デジカメ事業とゲーム事業の強化、(2)テレビ事業の再建、(3)事業構造改革、(4)医療など新規事業――の4つの重点分野を掲げていた。 続く...









