11月米雇用統計は14.6万人増、失業率は4年ぶり低水準

2012年 12月 8日 01:34 JST
 
  • Mixiチェック

[ワシントン 7日 ロイター] 米労働省が7日発表した11月の雇用統計は、雇用者数の伸びが市場予想を上回り、大型ハリケーン「サンディ」による影響は大方の予想よりも軽微となった。

非農業部門雇用者数は14万6000人増加し、市場予想の9万3000人増を上回った。

失業率も7.7%と、予想(7.9%)以上に改善し、2008年12月以来4年ぶりの低水準となった。ただ、職探しをあきらめる動きが失業率の押し下げ要因となっており、依然として精彩を欠く雇用情勢が浮き彫りとなった。

RBCキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のシニア米国エコノミスト、ジェイコブ・ウビーナ氏は、統計の内容について、今年の平均的な水準にとどまっていると指摘。「すう勢は変化しておらず、労働市場は悪化もしていなければ、大きく改善もしていない」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)は来年にかけて量的緩和(QE)を継続していくと思われると述べた。

今年の雇用者数の伸びは月平均15万1000人増。失業率の大幅改善には約20万─25万人の雇用増が必要とされる。

9・10月の雇用者数は下方修正され、計4万9000人減となった。

10月下旬に米東部を襲ったハリケーン「サンディ」について、労働統計局のジョン・ガルビン氏は「11月の米雇用・失業への著しい影響はなかった」と述べた。

11月の雇用増のすべては民間部門の増加によるものだった。民間部門の雇用者数は14万7000人増、政府部門は1000人減だった。   続く...


 
 
写真

年内利上げへ:識者はこうみる

米FRB議長は、経済が第1・四半期の減速から持ち直し、向かい風も収まり始めるとし、年内に利上げするとの見方を示した。
  記事の全文 | 関連記事 

 

注目の商品

12月7日、米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者が14万6000人増加し、市場予想を上回った。失業率も7.7%に改善し、4年ぶりの低水準となった。写真は5日ワシントンで開かれた就職フェアで撮影(2012年 ロイター/Gary Cameron)

外国為替フォーラム

写真
年内にドル110円か130円か

年間レンジの傾向から、ドル円は年後半にヤマ場を迎え、110円か130円のいずれかを目指すとJPモルガンの佐々木融氏は予想。  記事の全文 

 
写真
FRBは利上げ時機逃したか

米国金融政策の行方は極めて不透明になっており、利上げの時機を逸した可能性もあると、三菱東京UFJ銀行の鈴木敏之氏は分析。   記事の全文 

 
GDPに歪み、勝負は7月=岩下真理氏
 
買い戻しに耐えた円安=唐鎌大輔氏
 
ギリシャ危機でユーロ反落か=鈴木健吾氏
 
格下げは悪い円安予兆か=植野大作氏
 
円売り再燃で125円も=池田雄之輔氏
写真
米国の「危険な賭け」

南シナ海で人工島建設する中国に対し、米軍関係者は強硬姿勢を訴え。  記事の全文 

 
写真
インドで味わう「苦い教訓」

出資したインドの不動産サイトでソフトバンクが学ぶ苦い教訓とは。  記事の全文 

 
写真
長期金利のカギは「時間軸」

米欧長期金利の安定化のカギはゼロ金利の「時間軸」だ。  記事の全文 | 関連記事 

 
「同盟国のうそ」見て見ぬふりが賢明か
 
イスラム国からラマディ「奪還」の方程式
 
今の市場は「根拠なき熱狂」か

ロイターの公式アカウントはこちら!