焦点:米グーグルの新事業、投資家を悩ます「視界不良」
[サンフランシスコ 25日 ロイター] 米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)はインターネット検索にその使いやすさで革命を起こしたが、サービスを多方面に広げていることで、同社のビジネス自体はますますつかみどころがない状態となっている。
この問題は、19日に発表されたグーグルの第4・四半期決算が市場予想を下回ったことで表面化した。同社の株価は急落し、問題の要因をめぐってさまざまな議論が飛び交っている。
アナリストらは、グーグルが展開する事業はあまりにも多過ぎると指摘する。この2─3年の間にグーグルテレビや、基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載する携帯電話、音楽配信サービスを開始したが、こうした新事業により投資家らは同社の評価に頭を悩ませている。
先の決算では、クリック1回当たりの広告料金を示すCPCが予想外に減少。急拡大させているモバイル事業が、同社の稼ぎ頭である検索広告にどういった影響を与えるのかという疑問が持ち上がった。
投資家らは、グーグルが米携帯端末メーカーのモトローラ買収に125億ドル(約9700億円)を投じる計画に不安を感じている。こうした中、さえない決算は、買収を新たな成長の機会とするラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)が大きな挑戦に直面していることも示している。
グーグルの新しい事業は、アンドロイドからフェイスブックに対抗する交流サイト(SNS)「グーグルプラス(Google+)」までさまざまだが、ペイジCEOら幹部が説明を拒んでいることから、一部からは、こうしたサービスからの明確な成長戦略があるのかという疑念も出ている。
RCMキャピタル・マネジメントのウォルター・プライス氏は、グーグルが進める検索以外の事業について、「皆、成功できるか懐疑的に見ている」と語る。
グーグルの株価は今月初めに4年ぶりの高値となる670.25ドルを付けてから下げ基調で、決算発表翌日の20日には約8%下落。足元の予想株価収益率(予想PER)は13.6倍前後と、S&P500種の平均12.3倍をやや上回る水準となっている。 続く...









