中国人民銀行が人民元変動幅を上下1%に拡大、16日から実施

2012年 04月 14日 13:22 JST
 
  • Mixiチェック

[北京 14日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は14日、米ドルに対する人民元の変動幅を現行の基準値の上下0.5%から、1%に拡大すると発表した。4月16日から実施する。

人民銀行はウェブサイトを通じ「2012年4月16日から、インターバンクのスポット市場における人民元の対米ドル変動幅は、0.5%から1%に拡大される」との声明を発表。

さらに「現在、中国の為替市場は成熟しつつある。価格決定やリスク管理に関する市場の能力は拡大している」と述べた。

投資家の間では、人民銀行が年内に人民元の変動幅を倍に拡大する可能性があるとの観測が広がっていた。

今回の変動幅拡大は、中国の金融市場をさらに自由化し、人民元を国際的な通貨に育て上げることを目指した措置の一環とみられる。

中国政府は2015年までに人民元を基本的に交換可能通貨にするとともに、2020年までに上海を世界の金融のハブにすることを目指している。

温家宝首相と周小川人民銀総裁は3月に、市場の需給関係をより反映する形に人民元の自由な変動を認める機が熟している、との考えを示していた。

アナリストは、人民元の柔軟性を高めれば、中国は経済的困難に直面した場合に輸出促進のため人民元相場を引き下げる余地が生まれることになり、中国にとってプラスになると指摘している。

中国が最後に人民元政策を変更したのは2010年6月で、人民元の対米ドルペッグ制を廃止していた。

*内容を追加します。


 
 
写真

ギリシャに反EU政党の支持

ギリシャのチプラス首相に、各国の反EU政党から支持が集まっている。世論の同情で、自らへの支持が拡大すると期待する。
  記事の全文 | 特集ページ 

 

注目の商品

4月14日、中国人民銀行は、米ドルに対する人民元の変動幅を現行の基準値の上下0.5%から、1%に拡大すると発表。写真は2010年11月撮影(2012年 ロイター)

外国為替フォーラム

写真
脱デフレへ「円安期待」維持を

日本の根強いデフレ心理を拭い去るためには、理論値をやや下回る円安期待の維持が必要になると新生銀の政井貴子氏は指摘。  記事の全文 

 
写真
ギリシャ離脱か、今後の行方

ユーロに離脱規定がない以上、ギリシャが残留を希望すれば、デフォルト後も居座りは可能と第一生命経済研の田中理氏は指摘。  記事の全文 

 
米利上げ前に円高到来か=亀岡裕次氏
 
ドル円続伸阻む日米事情=内田稔氏
 
株高「サマーラリー」は続くか=岩下真理氏
 
ユーロはなぜ堅調なのか=唐鎌大輔氏
写真
ギリシャ観光シーズン直撃

観光シーズンを迎えるまさに最悪のタイミングで資本統制が始まった。  記事の全文 | 関連記事 

 
写真
反ユーロの口実与えるな

ECBはユーロ脱退へとギリシャを導く口実をチプラス首相に与えてはならない。  記事の全文 

 
写真
中国軍事力は「紙の龍」か

中国は自国近海から遠い出来事への介入には無力だ。  記事の全文 | 関連記事 

 
動き出した「非製造業」の成長エンジン
 
内政挫折のオバマ氏が狙う外交「遺産」
 
「中国IPOの狂乱」体現する国泰君安証券
写真
中国「犬肉祭り」に思うこと

「犬を食べるのと、牛や豚や羊など他の家畜を食べるのと何が違うんだ」──中国国内でも物議を醸す「犬肉祭り」の地元住民はこう語る。  記事の全文 | スライドショー 

ロイターの公式アカウントはこちら!