米株市場は好地合い継続に疑問の声、欧州情勢に振れやすくなる見込み
[ニューヨーク 1日 ロイター] 欧州の首脳会議の結果を受け、米国株式市場は急反発して今年上半期最後の営業日となる6月29日を終えたが、この流れが継続するかについて疑問の声が上がっている。
プルーデンシャル・フィナンシャルのマーケット・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「これが長期的な流れになることができるのだろうか。首脳会議の合意内容から大きく後退するような動きやニュースが出てこなければ可能かもしれないが、ある程度の期間に限られるだろう」と指摘した。
ユーロ圏の救済策に対するこれまでの米金融市場の反応は、当初こそ好感するものの、応急措置にはならないとの見方から急速に弱含むことが常だった。
ただ、29日の反応は従来とは異なるものだった。米株式市場の主要3指標はユーロ圏合意のニュースを受けて、すぐに1.5─2%上昇。引けにかけて上げ足を速め、2─3%高で終了した。
これら3指標は第2・四半期ベースでは下落したものの、今年上半期でみると、ダウ工業株30種が5.4%高、S&P総合500種が8.3%高、ナスダック総合が12.7%高となり、いずれも堅調な伸びとなった。
ミラータバク・アンド・カンパニー(ニューヨーク)のエクイティ・ストラテジスト、Peter Boockvar氏は「次の疑問は、欧州安定メカニズム(ESM)/欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が十分な資本を確保できるのかどうかだ。十分に確保できていないとみなされれば、レバレッジを効かせるために欧州中央銀行(ECB)が銀行免許を与えるかどうかが問われるが、これはまだ決定されていない」と述べた。
米株式市場は今週、4日に独立記念日の休場を挟み普段よりも商いが細るため、欧州のニュースに対して振れやすくなりそうだ。
市場の焦点は今週、ECBが利下げに踏み切るかに移る。 続く...








注目の商品













