UPDATE3: アーバンコーポ<8868.T>破たんは今年最大規模、債権者となる金融機関は100社弱

2008年 08月 13日 22:02 JST
 

 [東京 13日 ロイター] アーバンコーポレイション8868.Tは13日、東京地裁に民事再生法の手続き開始を申請したと発表した。発表によると、7月末時点の負債総額は2558億円で、債権者となる金融機関は地銀などを中心に100社弱になる。東京商工リサーチによると、今年最大の企業倒産となった。

 会見した房園博行社長は今回の申請のタイミングについて、8月末までに約100億円程度の支払いがあったが、資金繰りのメドが立たなくなったことに加え、14日発表する予定だった08年4―6月期決算に対して、監査法人が「意見不表明」の態度を示す方針が伝えられたと説明した。監査法人から「向こう1年間の資金繰りのメドが立ちにくい」との指摘があったという。

 房園社長によると、昨年11月以降、日本の不動産投資市場に変調の兆しが現れ、今年に入って市場が一段と低迷。「3月以降、金融機関からの新規融資や短期借入金の借り換えが困難になるなど資金繰りが急速に悪化した」と語った。開発済み不動産の売却も困難になり、外資系ファンドなどによる増資引き受けや提携などを模索したものの、合意に至らなかったとした。

 主力取引銀行は広島銀行(8379.T: 株価, ニュース, レポート)だが、シンジケート・ローンなどでの調達も多く、債権者となる金融機関は地方銀行など100社弱になる見込み。広島銀行は同日、同社向け債権約128億円のうち、引き当てや担保などで保全されていない約44億円を08年7─9月期に損失処理すると発表。08年9月中間連結決算の業績予想を下方修正し、当期利益を従来の109億円から50億円に引き下げた。

 また、フランスの金融大手BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)を引き受け先として7月に実施した総額300億円の転換社債型新株予約権付社債(CB)発行に関連して、同社とスワップ契約を結んでいたことを初めて公表。同契約では、300億円の調達資金を一度パリバに支払い、その後、パリバが転換後の株式を売却して得た資金の一部を株価に応じてアーバンに支払うスキームになっていた。しかし、株価が同社の想定以上に下落したため、パリバから支払われた金額は90億円にとどまったという。民再法の申請でスワップ契約は終了し、58億円の営業外損失が発生した。房園社長はこの取引について「流動性を確保するために必要だった」と説明した。  続く...

 
 

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