市場のサプライズ避けるべきとの声=国の債務管理在り方懇

2008年 12月 3日 19:25 JST
 
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 [東京 3日 ロイター] 財務省は3日、国の債務管理の在り方に関する懇談会を開いた。財務省幹部によると、参加者からは、国債発行に増発圧力がかかる中で中短期債と超長期債には増発余地があるとの意見が出ていた。

 また、増発方向での議論をする上では、マーケットに無用なサプライズが起きることは避けるべき、との声があった。

 今後見込まれる税収の減少や景気の状況を踏まえ、国債発行はここ数年のように総額が減少していくというのは難しく基本的に増発圧力がかかってくるとの見通しが前提。

 特に市況の悪化が著しい15年変動利付国債、10年物価連動国債はすでに年内の発行取り止めが決定しているが、今後の発行についても難しいとの見方が多い。その分、他の年限に増発圧力がかからざるを得ないが、その対象としては、中短期債と超長期債に増発余地があるとの意見が出た。超長期債に関してはさらに「生保のALMの観点から、それなりのニーズがあるという議論があった」(財務省幹部)という。

 また参加者に対し財務省から、個人向け国債の販売実績が停滞していることも、カレンダーベースでの市中発行への増発圧力になる、という説明がなされた。

 物価連動債、変動利付国債については、構造面の見直しを含めて議論をする必要があるとの指摘があった。物価連動国債は国内投資家の需要が少ないということが問題点となっているが、参加者からは「例えばフロアーを設ける(元本保証)ことが投資家のニーズを呼び覚ますのか、さらにフロアを付与する際にすでに市中に出回っている残高の取り扱いについても考える必要がある、との意見が出ていた」(財務省幹部)という。

 懇談会の参加者からは、国債増発の方向で議論をする上で、市場参加者と発行体との間の意思疎通、情報共有は今まで以上に重要で、市場に無用なサプライズを起こすようなことは絶対に避けるべきとの声が上がっていた。

 
 

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