UPDATE3: クレジット市場動向=アイフル<8515.T>SB40円で取引、トヨタ<7203.T>CDS高水準
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 10.0─11bp 銀行債(みずほ)5年 45─46bp
地方債(都債)10年 15.0─17bp 電力債(東電)10年 30─31bp
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[東京 6日 ロイター] 一般債市場では、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>の第52
回国内普通社債(SB/償還2012年11月)が額面100円に対して40円で取引さ
れた。景気悪化に伴う不良債権の増加や、過払い金返還請求による費用が今後もかさむと
の見方が強い。アイフルは6日、2009年3月期連結決算予想を下方修正した。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)では、厳しい決算予想を発表したトヨタ
自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7203=JFI>の気配は115ベーシスポイント(bp)オファーと、高水
準となった。マーケットでは、円高などで想定していた以上に悪い決算内容と判断してお
り、今後も世界規模での景気悪化の影響を受けて北米中心に自動車販売台数が大きく落ち
込む可能性が高く、収益環境はさらに厳しくなるとみている。トヨタ自動車は6日、
2009年3月期の営業利益(米国会計基準)予想を前年比73.6%減の6000億円
に下方修正すると発表した。従来予想の1兆6000億円に比べ、62.5%の下方修正
となる。7日以降、自動車を始めとする輸出関連企業の一段のワイド化を想定する市場関
係者は多い。
アイフルSBについて、ある銀行系証券のアナリストは「金利の引き下げ競争が収益圧
迫の要因になっている。与信も厳しく、貸出残高が減少する方向にあるなど売られる材料
が目立つ」と述べた。
11月発行の10年政府保証債の発行条件が6日、利率1.6%、発行価格99円60
銭、応募者利回り1.646%で決まった。スプレッドは国債の利回り曲線(カーブ)か
らみてプラス10.8bp程度と、10月債から1bp弱ワイド化した。利率は10月債
と同じ水準。売れ行きについて、ある国内証券のディーラーは「発行額の大きい高速道路
機構はスローだが、その他は順調」と指摘。11月債の内訳は、地方公営企業等金融機構
<0#0906=JFI>(発行額700億円)、高速道路機構<0#0905=JFI>(2000億円)、西日
本高速道路<0#1290=JFI>(100億円)、日本政策投資銀行<0#0903=JFI>(300億円)
の計4銘柄・発行総額3100億円。
横浜市<0#0154=JFI>は6日、期間10年、発行額200億円、利率1.71%、発行価
格100円、スプレッド第296回国債流通利回りプラス21bp、国債の利回り曲線プ
ラス20bpで地方債の発行条件を決定した。前回債のスプレッドは第295回国債プラ
ス14bp、国債の利回り曲線プラス11bp。マーケットでは、スプレッドの厚みが評
価され、順調に消化されたとみている。主な販売先は生保、信託、公的機関、地銀などと
なった。
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構<0#1295=JFI>は7日に、期間5年・10
年、発行予定総額520億円の財投機関債を起債する方向にある。投資家に向けて6日実
施されているマーケティングのスプレッド・レンジは、5年債が第254回国債流通利回
りに34─36bp、10年債が第296回国債に39─40bpを上乗せした水準で提
示されている。中日本高速道路<0#1289=JFI>も7日に10年・500億円で財投機関債を
起債する見通し。マーケティングのスプレッド・レンジは、第296回国債に39─40
bpを上乗せした水準。
<CDS指数シリーズ10、ワイド化で230bp台>
CDS市場では、iTraxxJapanシリーズ10ITJJP5Y=GFのプレミアムが
230bp台に上昇した。プレミアムは前日200bpを割り199bpまで低下した
が、6日は株安を材料に上昇に転じた。シリーズ10のプレミアムは230bp、
231bp、232bp、234bp、235bpで取引が成立した。流動性が低下して
おり、ボラティリティ(変動率)は依然として高い。
シリーズ10のワイド化について、ある銀行系証券のクレジットアナリストは「5日に
発表された雇用など米経済指標が極めて弱く、実体経済が深刻な状況にあることをあらた
めて確認したことがクレジットリスクを回避する取引を勢いづかせた。プレミアムが5日
段階で前週の最高値から130bp程度の大幅低下となった反動という面もある」と述べ
た。
マーケットでは、欧州中央銀行(ECB)が6日の理事会で追加利下げを実施するとみ
ている。利下げ幅について、ある外資系証券のクレジットアナリストは「50bpと予想
しているが、市場では75bpとの見方も出ている。日米との協調利下げによって流動性
が高まることは、信用リスクに過敏に反応してきたクレジット市場にとってプラスの材
料」とみている。
4日に第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)の払い込みを終えたエルピー
ダメモリ(6665.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6665=JFI>は6日、2008年4―9月期営業損益が401億円の赤
字に転落したと発表した。6日の気配はみられなかった。直近の気配は1年が1200
bpビッド、4年が900bpビッド。エルピーダメモリの6日の株の終値は下限転換価
額509円を上回る630円となった。
個別は、三井住友海上火災保険<0#8752=JFI>が120bp、カシオ計算機(6952.T: 株価, ニュース, レポート)が
75bp、リコー(7752.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7752=JFI>が65bpで取引が成立した。
気配は、銀行のドル建て劣後でみずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が180─235
bp、三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>が175─230bp、三井住友銀行
<0#8412=JFI>が165─225bpとなった。ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)が90─140bp、日産
自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)<0#7201=JFI>が300bpオファー、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)<0#6758=JFI>が85
bpオファー、三洋電機6764.T<0#6764=JFI>が110─250bpの気配が出ていた。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は3500億円程度となった。発行レートは小幅低下。a1格の製
紙・300億円(12月中旬期日、0.898%近辺)、a1+格の商社・230億円
(2009年2月上旬期日、0.75%近辺)、a1格の小売・290億円(12月中旬
期日、1.79%近辺)などの発行が観測されている。
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