〔金利マーケットアイ〕スワップ金利は上昇、行き過ぎた低下を修正

2008年 12月 3日 16:27 JST
 
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〔金利マーケットアイ〕

 <16:25> スワップ金利は上昇、行き過ぎた低下を修正

 スワップ金利は中短期ゾーンの上昇が目立った。前日の市場では、日銀の臨時金融政策決定会合での流動性対策を受けて一段の金融緩和への期待が高まり、短期金利を中心に金利が低下した。しかし、きょうは一転して「(2日の)金利低下が大きすぎたため、その修正が入った」(国内金融機関)という。債券現物市場でも中期債に利益確定の売りが出るなど、金利が上昇した。また、超長期ゾーンにも調整売りが強まった。各年限の金利上昇幅は、2年で1.45bp程度、5年で1.25bp程度、7年で0.7bp程度、10年で0.6bp程度、20年で1.3bp程度、30年で1.5bp程度。

 <15:55> コール・レポで足元金利が急低下、4度の吸収でも歯止めかからず

 3日の短期金融市場は、無担保コール市場やレポ市場で翌日物金利が急低下した。税揚げ要因を抱えた無担保コール市場では、主に大手銀行に資金需要がみられず、取引一巡後に姿を消す展開となったため。日銀は4度にわたる即日ベースでの吸収オペを打ち込み、過度な金利低下をけん制したが、再浮上には至らなかった。潤沢な国債買い現先オペの効果が出始め、レポGC金利も下がった。3カ月物政府短期証券(555回債、2009年3月16日償還)の落札金利は小幅低下したが、年末越えの短期国債だけに過熱感はなかった。ユーロ円3カ月金利先物は売り優勢。

 市場参加者によると、コール翌日物の加重平均金利は0.2%台にとどまる見通し。ユーロ円金先の中心限月2009年3月限は、前日清算値より3.5ティック低い99.245付近で推移している。

 <15:25> 国債先物は反落で取引終了、朝高後は利益確定の売り優勢

 

 国債先物の中心限月12月限は前日比14銭安の139円57銭と反落して取引を終えた。米債高を受けて買いが先行したものの「前日の上昇が速すぎた」(国内証券)として株高などを手がかりに調整売りが優勢となり、12月限は一時前日比25銭安の139円46銭まで売られた。現物市場では中長期ゾーンから国内勢の利益確定の売りが強まり長期金利は一時1.395%まで上昇したが、金利が上昇したことで押し目買いが入り現在は同1.5bp高い1.385%で推移している。一方、日銀の資金供給やターム物金利の低下への期待感から短期ゾーンは底堅く推移した。

 <14:40> 国債先物は売り一巡、方向感に欠ける

 国債先物12月限は前日比13銭安の139円58銭での推移。午後の取引開始直後から強まった売りは一巡したが、戻りも鈍く、方向感に乏しくなっている。現物市場では長期金利が一時1.395%まで上昇したものの「1.4%に近づくと買い意欲が増す」(国内証券)という。現在は前日比1bp高い1.380%での取引となっている。一方、超長期ゾーンは引き続き上値が重く、30年債は同3.5bp高い2.155%に上昇している。

 <14:20> コール翌日物0.15%中心で推移、日銀は4度目の追加吸収オペ

 無担保コール市場で翌日物金利が低下していることを受け、日銀は午後の定例時間外で、手形売りにより6000億円の資金を市場から即日吸収すると通告した。即日ベースの吸収通告は4度目。総額は3兆2000億円に達し、3日の当座預金残高は8兆円、準備預金残高は5兆1000億円になる見込みとなった。

 市場参加者によると、足元の取引中心金利は0.15%前後。「地方銀行に加えて一部大手行が取り手。オペ通告後も水準は変わっておらず、加重平均の0.30%割れは必至の情勢」(国内金融機関)との声が聞かれる。

 <13:08> 国債先物が軟調、スピード調整の売り続く

 国債先物は上値が重い。中心限月12月限は午前の安値(139円68銭)を下回り、一時前日比22銭安の139円49銭まで下落した。「前日までの上昇が続き、スピード調整の利益確定売り」(国内証券)とみられる売りが、株価の上昇のタイミングで出やすくなっているという。現在は同14銭安の139円57銭。現物市場でも戻り売りが強まり、長期金利は一時同2.5bp高い1.395%、5年債利回りは同2.5bp高い0.850%、20年債利回りは同3bp高い2.150%に上昇している。

 <13:00> 午後の定例調節では8000億円を吸収、総額2.6兆円に達する

 日銀は午後の定例調節で、手形売りにより8000億円の資金を市場から吸収すると通告した。午前には1兆円と8000億円の2回の吸収に踏み切っており、即日ベースでの吸収総額は2兆6000億円に達する。オペにより、3日の当座預金残高は8兆6000億円、準備預金残高は5兆7000億円になる見通しとなった。

 参加者からは「大手銀行のビッドが早々に消え、交付税流入が予想されるなか、追加吸収通告に驚きはない」(国内金融機関)との声が聞かれ、市場が混乱するには至っていないという。

 <12:40> FB555回債の落札利回りは0.4792%、年末越えで低下足踏み

 

 財務省が3日実施した3カ月物政府短期証券(555回債、2009年3月16日償還)の入札結果は、最高落札利回りが0.4792%、平均は0.4736%となり、11月26日実施の3カ月物FB(554回債、09年3月9日償還)の入札結果(最高落札利回り0.4904%、平均0.4777%)を小幅に下回った。日銀の資金繰り対策が発表された割には低下ピッチが鈍っており、年末越えの資金不安が根強いことが浮き彫りとなった。

 年明け償還債に売り圧力が残る状況下、参加者からは「年明け償還債をどんどん買っていく雰囲気でもない」(国内金融機関)との声が聞かれた。価格競争入札における落札額4兆1781億円に対し、15兆5803億円の応札があった。

 <11:45> ユーロ円金先が売り優勢、大量供給でレポGC金利は軟化

 3日午前の短期金融市場で、ユーロ円3カ月金利先物が売られた。日銀が2日、臨時会合を開催して企業金融の円滑化策を決めたことで前日に買われ過ぎた反動が出た。市場には、効果を見極める必要がありそうとの見方から、新規ロングを早々に降りる向きが少なくなかったとの声があった。現金担保付き債券貸借(レポ)取引のジェネラル金利は、日銀の大量供給が奏功して軟化傾向をたどった。日銀は、総額5兆1000億円の国債買い現先オペを実施した。無担保コール翌日物金利はおおむね誘導目標に沿ったが、緩め調節を調整する狙いで2本の即日吸収オペが打たれた。

 ユーロ円金先の中心限月2009年3月限は、前日清算値より3ティック低い99.250付近で推移している。市場参加者によると、コール翌日物の取引中心金利は0.28―0.30%。

 <11:30> 新発3カ月物FB0.48%で入札前取引、低下幅限定との見方

 財務省が実施の3カ月物政府短期証券(555回債、2009年3月16日償還)の入札で、新発債のWIは0.480%だった。11月26日実施の3カ月物FB(554回債、09年3月9日償還)の入札結果は、最高落札利回りが0.4904%、平均は0.4777%。「日銀が2日発表した資金繰り対策もあり、前回債よりは小幅低下の0.48%前後が落札予想」(国内金融機関)との声が多い。

 短期国債市場をめぐっては、09年1月や2月に償還を迎える債券の売り圧力が残っている。「足元の金利は下がっているが、年末接近で再度金利が上昇しかねない」との見方もくすぶる。市場には「対策が出たとはいえ、銀行勢に年末越えの短期国債の買い余力が生じるかどうかは微妙」(別の国内金融機関)との指摘もあり、低下幅は限られる公算が大きい。

 <11:20> 国債先物が小幅続伸で前引け、中長期ゾーンに利益確定売り

 国債先物中心限月12月限は、前日比6銭高の139円77銭と小幅続伸で前引けとなった。前日の米債高を好感して買いが先行して取引が始まった後は追随した買いが見られず、一時小幅安の水準まで売られる場面もあった。現物市場は中長期ゾーンが軟調。国内勢から利益確定売りが出た。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp高い1.375%で午前取引を終了。一方、2年債はターム物金利に低下圧力がかかっていることを受けてしっかりと推移した。

 <10:40> 日銀が定例時間外で追加吸収オペ、一部地銀には調達希望残る

 日銀は午前10時30分、午後の定例調節を待たずに8000億円の資金を追加吸収すると通告した。朝方の取引一巡後に大手銀行からの調達希望が消えており、過度な金利低下を事前にけん制する狙いとみらている。市場参加者によると取引中心金利は0.30%前後。「一部地方銀行からは0.30―0.31%での調達希望が残っているが、交付金が入ればさらに緩め感が出そう」(国内金融機関)との指摘もあった。

 日銀は、朝方の定例調節で1兆円を即日吸収しており、3日の吸収額は1兆8000億円に上ることになる。これにより、当座預金残高は9兆4000億円、準備預金残高は6兆5000億円になる見通し。

 <10:35> 国債先物が上値重い、中長期ゾーンに利益確定売り

 国債先物が上値重い。中心限月12月限は一時前日比3銭安の139円68銭に下落した。市場関係者によると、現物市場で5年や7─8年などの中長期ゾーンに利益確定売りが出ている。「銘柄によっては償還が3カ月異なるだけで利回りに10bp近くも開きが出ている。いびつなイールドカーブが形成

 
 

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