長期金利こうみる:国内外で需給懸念残り、下値を探る展開=日興コーディアル 末澤氏
<日興コーディアル証券 国際市場分析共同部長 末澤豪謙氏>
1次補正執行停止分の2.9兆円を全額2次補正に充当する案が浮上しており、国債発行額が減るような思惑につながりにくい。日米で供給イベントが重なり、国内外で下値を探るような展開になっている。米財務省が実施する四半期定例入札は、発行総額が過去最大の810億ドル(3年債US3YT=RR400億ドル、10年債US10YT=RR250億ドル、30年債US30YT=RR160億ドル)。
一方、国内では、個人向け国債の販売低迷や15年変動利付国債、10年物価連動国債の年度内発行見送りで増額対応を余儀なくされた5年債入札を12日に控えている。当面は国内外で需給懸念が払しょくされることはなさそうだ。
5年利付国債を巡っては、地域金融機関の購入余力が支えになりそう。金利水準が上昇すれば買いが入り、予想を大きく上回るような「テール流れ」になる展開は想定しにくい。
(東京 9日 ロイター)
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