来週のクレジット市場=一般債好需給を継続、CDSプレミアムはボックス圏

2009年 04月 10日 18:24 JST
 
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<対国債スプレッド>

政保債(公営)10年   7.0─8bp 銀行債(みずほ)5年 60─61bp

地方債(都債)10年 16.0─17bp 電力債(東電)10年 23─24bp

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 [東京 10日 ロイター] 来週のクレジット市場では、政地債などの一般債で投資

家による期初の買い需要を背景にした好需給が維持される見通し。スプレッドは一段のタ

イトニング余地を模索しそうだ。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、

タイト化とワイド化両方の材料が交錯することが想定され、指数のプレミアムは一方向に

振れにくく、ボックス圏で推移する可能性が高い。株価の下値不安が後退していることや

追加景気対策が打ち出されたことでタイト化の勢いが増しているものの、破産申請の可能

性が高まっている米自動車セクターの動向を注視する状況にあるうえ、米金融機関が来週

から発表する2009年第1・四半期決算内容を確認する必要があることから、ワイド化

を警戒する見方は根強い。

 今週の一般債は、期末にかけて途絶えていた国内普通社債(SB)の起債が再開。三菱

東京UFJ銀行<0#8315=JFI>や北海道電力(9509.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9509=JFI>、東京急行電鉄(9005.T: 株価, ニュース, レポート)

<0#9005=JFI>などが発行に踏み切った。地方債も共同発行市場公募地方債<0#0128=JFI>な

どが条件を決定。いずれもおおむね順調な消化となった。国債利回りの上昇で水準的な投

資妙味が出たことで、期初でニューマネーが流入した機関投資家が買いを積極化させた。

流通市場でも目立った売りが見られず、需給がひっ迫したまま。6日の流通市場では新発

千葉県<0#0120=JFI>10年債が国債プラス13ベーシスポイント(bp)程度と3日の条

件決定時から4bp程度タイトな水準で取引が成立している。

 市場では、新年度のSB起債が思ったほど盛り上がらないのではないかとの観測が浮上。

投資家が買いそびれるリスクを意識して早めに一般債を手当てしているとみられており、

良好な需給関係は簡単に崩れそうにない。「特に信用力が高い一部地方債は瞬間的にスプ

レッドが一ケタ台まで突っ込む場面もあるのではないか」(国内証券)との声も出始めて

いる。

 

 新発地方債の4月起債は終盤に差し掛かる。東京都<0#0100=JFI>と愛知県<0#0108=JFI>

が15日にも10年債の発行条件を決める予定。神戸市<0#0153=JFI>も20年債の発行に

踏み切る可能性がある。

 <CDS、米自動車への不安感ぬぐいきれず>

 CDS市場では、タイト化とワイド化の材料を意識するため、プロテクションの買い・

売りのポジションを機動的に見直す展開が予想される。日経平均.N225が一時9000

円を回復するなどタイト化を促す要因が増えつつあるが、米自動車大手ゼネラル・モータ

ーズ(GM)GM.Nの破産申請に対する警戒が強まっているだけに、市場の不安感を払し

ょくできない状態にある。「株高を背景に低下傾向にあったプレミアムがトレンドになる

には新たな材料が必要。需給関係でタイト化が進みやすくなっているだけに、低下し過ぎ

た反動も想定できる」(銀行系証券)との指摘が出ていた。

 指標となるiTraxxJapanシリーズ11ITJJP5Y=GFのプレミアムは今週、信

用リスクに対する過度な不安感が和らいだことで、株高に連動してタイト化する場面があ

った。プレミアムは275bpを付け、シリーズ11として最低値を更新した。300b

p割れについて、ある外資系証券のディーラーは「米金融機関19社がストレステスト

(健全性審査)に合格するとの観測が強まり、信用リスクを取るプロテクションの買いが

優勢になった。これまでのワイド化ポジションを売りポジションに組み替える動きも出て

いる」と述べた。

 米金融機関の決算だけでなく、日本企業が4月下旬から5月下旬にかけて発表する

2009年3月期決算、2010年3月期業績見通しを警戒する見方がある。「波乱がな

いとは言えないだけに、投資家・ディーラーは一方向にポジションを傾けにくい」(国内

銀行)との指摘があった。

CDSの情報は、JBOND33MARKITCDSITJJP5Y=GFをダブルクリックしてご覧下

  さい。なお、契約によっては、ご覧頂けないこともあります。

 
 

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