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情報BOX:英国のEU離脱へのカウントダウン
2017年3月15日 / 00:59 / 6ヶ月前

情報BOX:英国のEU離脱へのカウントダウン

 3月14日、英国のメイ首相は3月末までに、欧州連合(EU)離脱手続き開始に向けたリスボン条約第50条発動を通知する書簡をトゥスクEU大統領に送付する見通し。写真はリスボン条約第50条のコピー。ベルギー・ブリュッセルで昨年6月撮影(2017年 ロイター/Francois Lenoir)

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 英国のメイ首相は3月末までに、欧州連合(EU)離脱手続き開始に向けたリスボン条約第50条発動を通知する書簡をトゥスクEU大統領に送付する見通し。

離脱手続きは正式通知から原則2年で完了する。EU離脱(ブレグジット)の行程表をまとめた。

◎離脱通知

3月25日 ローマ条約調印60周年の首脳会議がローマで開かれる。英国を除く27加盟国が参加。メイ首相はこの日の離脱通知は避けたい考え。

3月27─30日 英議会が30日に復活祭(イースター)休暇で休会する前に、メイ首相は何らかの発表をすると表明している。メイ首相の報道官は離脱正式通知は月末になると述べてきた。

◎EU首脳会議

3月29─31日 トゥスクEU大統領は、メイ首相の書簡を受け取ってから48時間内に27加盟国に離脱交渉に向けた指針の草案を配布する。

5月4日 トゥスク氏は約4週間後に臨時首脳会議を招集する見通し。首脳会議では交渉の指針を最終決定し、欧州委員会のバルニエ首席交渉官に交渉権限を付与する。今年は4月16日がイースター、仏大統領選の初回投票が4月23日で、5月1日は休日、5月7日は仏大統領選の決選投票が予定されているため、5月4日の開催となる可能性がある。

◎離脱交渉

バルニエ氏率いるEUチームは、英国のデービス離脱担当相率いる交渉団と早ければ5月末までに協議に入る。

◎離脱合意

17年12月 EUは年末までの基本合意を望んでいる。つまり、英国がEU離脱までに支払うべき債務、EU域内に住む英国人とブレグジット後も英国に住み続けるEU市民の待遇、係争中のEU関連訴訟への対応、EUと英国の新たな国境に関するルールについての合意を意味する。

◎離脱後の関係

18年 メイ首相は包括的自由貿易協定の締結を求めている。2年内の締結を予想する向きはほとんどなく、EUは離脱協定を結んでから自由貿易交渉を始めることを望んでいる。ただ、離脱交渉と並行して貿易交渉を推進するEU加盟国も出てくるかもしれない。

18年10月 バルニエ首席交渉官が目標とする離脱協定締結の期限。離脱手続きは19年3月までに終えることになっているが、加盟国や欧州議会の承認手続きに半年程度の時間が必要だとしている。

◎EU離脱へ

19年3月30日か 英国がEUを離脱する。詳しい日程は未定だが、正式通知の2年後に離脱することになる。この日は土曜日で、4月1日のエープリルフールは避けられる。

EUは19年5月に予定されるEU議会選の前の離脱を望んでいる。

◎経過期間

メイ首相とEU幹部らは企業や市民がEU離脱に適応するための経過措置が必要になる可能性を示している。経過期間は2─5年になるとの見方が大勢。

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