Reuters logo
英製造業団体、EU離脱巡り新たな貿易協定の重要性訴え
2017年3月27日 / 03:24 / 6ヶ月前

英製造業団体、EU離脱巡り新たな貿易協定の重要性訴え

 3月27日、英製造業団体のEEFは、メイ首相に対し、欧州連合(EU)と新たな貿易協定を締結せずに離脱手続きを完了した場合は国内製造業が痛手を被ることになると警告し、離脱交渉でその可能性をちらつかせるのは控えるよう要請した。写真はレディングの工場で昨年9月撮影(2017年 ロイター/Peter Nicholls)

[ロンドン 27日 ロイター] - 英製造業団体のEEFは27日、メイ首相に対し、欧州連合(EU)と新たな貿易協定を締結せずに離脱手続きを完了した場合は国内製造業が痛手を被ることになると警告し、離脱交渉でその可能性をちらつかせるのは控えるよう要請した。

メイ首相は29日にEU基本条約(リスボン条約)50条に基づき、EUに対して正式な離脱通告を行う予定。首相はこれまでEU加盟国に対し、離脱交渉で不都合な協定を結ぶなら、結ばないほうがましとの立場を示している。

これについてEEFのテリー・スクオラー最高経営責任者(CEO)は、「手ぶらで離脱できるという考え方は交渉に向けた戦術なのかもしれないが、現実的にはリスクが高く、大きな代償を伴う結果になり得る」と警告。

「英政府は英国とEU双方が受け入れられる協定を目指す発言をすべきだ」とした。

メイ首相はEU単一市場や関税同盟からの離脱を表明しており、新たな貿易協定の締結がなければ、EU離脱後は英国とEUの貿易には世界貿易機関(WTO)を通じて定められたルールや関税率が適用されることになる。

EEFは、英製造業者がEUに輸出する自動車や化学製品、機械には平均5.3%の関税が課される可能性があると指摘。通関手続きや法令順守コストの増加といったさらなる障壁が発生するリスクもあるとした。

英製造業の輸出は、金額ベースで半分以上がEU向けとなっている。多くの工場はEUから調達する部品に依存しているため、新たな貿易障壁に影響を受けやすい。

EEFは英離脱の戦略を巡り政府との緊密な協議を求めるとともに、完全離脱までの移行期間を設けることが極めて重要だと強調した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below