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米1月個人消費支出0.5%増、コアPCE4年ぶり高い伸び
2016年2月26日 / 17:12 / 2年前

米1月個人消費支出0.5%増、コアPCE4年ぶり高い伸び

[ワシントン 26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した1月の個人消費支出は前月比0.5%増と底堅く伸びた。市場予想の0.3%増を上回った。支出が幅広い分野で増えた。例年並みの冬の気温に戻ったことで暖房需要も増大した。基調的な物価は4年ぶりの高い伸び率を示し、米連邦準備理事会(FRB)が今年利上げを進める可能性を残す結果となった。

 2月26日、1月の米個人消費支出は前月比0.5%増と底堅く伸びた。写真はロサンゼルスのショッピングモールの買い物客。2013年11月撮影。(2016年 ロイター/Lucy Nicholson)

消費支出は国内総生産(GDP)の3分の2以上を占める。昨年12月は当初発表の横ばいから0.1%増へ上方修正された。

個人消費支出は、最近発表された製造業や雇用関連の統計と合わせて、米経済が年明けに加速したことを示している。26日に発表された昨年第4・四半期GDP改定値は年率換算で1.0%増となった。

MUFGユニオン銀行(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「年明けの消費者心理は向上し、物価も上がりだした。米経済は成長の持続に向けて正しい道筋を歩んでいるという力強いメッセージを消費者は送っている」と話している。

個人消費支出統計の発表を受けて、米国債相場は下げ幅を拡大。一方で米株価は上昇した。ドル.DXYは主要通貨に対して上昇した。

消費支出の拡大とともに物価上昇圧力もみられた。FRBは物価上昇率の目標を2%としているが、それを下回る状態が長引く恐れが出ており、この日の統計は明るい材料となりそうだ。

個人消費支出(PCE)物価指数は0.1%上昇と、前月の0.1%下落からプラスへ転じた。前年同月比は1.3%上昇と、2014年10月以来の大きな伸びとなった。前月は0.7%上昇だった。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は0.3%上昇し、12年1月以来4年ぶりの大きなプラスとなった。前月は0.1%上昇していた。1月の前年同月比1.7%上昇で、14年7月以来の大幅上昇だった。コアPCE価格指数の前年同月比はFRBが物価の目安として注目している。前月は1.5%上昇していた。

市場ではFRBが3月に利上げするとの見方はなくなっているが、底堅い個人消費や雇用市場の強化、物価の安定的な上昇は、FRBが今年、金融引き締めを進める可能性を残すものとなっている。FRBは昨年12月、9年半ぶりに政策金利を引き上げた。

1月の個人所得は0.5%増と、昨年6月以来の大幅なプラスとなった。前月の0.3%増から伸びが加速した。

賃金・給与は0.6%増加した。一部の州で最低賃金が引き上げられたことが影響した。前月は0.2%増だった。

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