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米雇用統計:識者はこうみる
2016年1月8日 / 15:59 / 2年前

米雇用統計:識者はこうみる

[8日 ロイター] - 米労働省が発表した12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が29万2000人増と、市場予想の20万人増を上回る大幅な伸びとなった。

 1月8日、12月米雇用統計、雇用者数が29万2000人増と、市場予想の20万人増を上回る大幅な伸びとなった。NYの通りの風景。14年撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●経済の底堅さ鮮明、3月利上げ見送りか

<フェデレーテッド・インベスターズの首席株式ストラテジスト、フィル・オーランド氏>

非常に満足している。内訳にも弱さは見当たらない。中国不安にも関わらず、米経済がなお堅調なことは市場にとり強材料だ。

3月の利上げが焦点となるが、米連邦準備理事会(FRB)は、中国を起点とするボラティリティー増大を理由に利上げを見送った昨年9月と同様の判断を下す可能性がある。

今週発表されたISMサービス指標や自動車販売、新規失業保険申請件数やADP全米雇用報告を含む雇用指標はいずれも好調だった。中国をめぐる懸念で国際金融市場が動揺する中でも、米経済は比較的底堅さを維持しているとあらためて認識させられる。雇用統計はこれを裏付ける内容だ。

●3月含む年内4度の利上げ後押し

<オッペンハイマーファンズの最高投資責任者(CIO)、クリシュナ・メマニ氏>

米連邦準備理事会(FRB)による3月の利上げを確実に後押しする内容だ。年内4度の利上げを思いとどまらせるものは何もない。

少なくとも雇用面で失速の兆しはない。中国、および世界経済の減速懸念を和らげるが、現実は違う。中国株市場のパフォーマンスが世界経済の動向を反映しているわけではない。中国株のボラティリティーにもかかわらず、世界経済の成長は比較的安定している。

●中国だけ注視すべきでないと再認識

<エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケイト・ワーン氏>

12月分が力強いだけでなく、過去分の上方修正もあり、非常に素晴らしい内容だ。米経済が引き続き堅調を維持していることをあらためて示した。成長見通しを大きく変えるものではないが、最近出ていた景気減速の兆しをめぐる懸念を和らげる。

中国はリスクであり、ボラティリティーを増加させる要因だが、世界には中国だけでなく、それ以外にも目を向けるべきものがあるということを投資家に再認識させるだろう。

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