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米1月雇用統計:識者はこうみる
2016年2月5日 / 15:44 / 2年前

米1月雇用統計:識者はこうみる

 2月5日、1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が15万1000人増と、市場予想以上に伸びが鈍った。写真はワシントンで開催の就職フェアの様子。1月8日撮影。(2016年 ロイター/Gary Cameron)

[5日 ロイター] - 米労働省が発表した1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が15万1000人増と、19万人増を見込んでいた市場予想以上に伸びが鈍った。一方、失業率は4.9%と、2008年2月以来の水準に低下したほか、時間当たり賃金は0.12ドル(0.5%)増えた。

市場関係者のコメントは以下の通り。

<アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏>

時間当たり賃金が前月比で0.5%伸びており、近年の雇用拡大がようやく賃金の伸びにつながってきた可能性がある。失業率も4.9%と8年ぶりの水準に改善しており、3月利上げの可能性が完全になくなったと判断するのは時期尚早かもしれない。

<エバーバンク・ワールド・マーケッツのクリス・ガフニー社長>

時間当たり賃金の上昇によって、利上げ継続に必要なインフレ率の上昇につながるとの米連邦準備理事会(FRB)のタカ派の主張を支えることになる。

ただ、今回の統計には3月の利上げを正当化するような材料はなく、3月利上げという選択肢は依然ないと考える。そうは言っても、賃金の回復継続が確認できれば、米経済は追加利上げに耐え得るだろう。

<スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)・レーティング・サービシーズの米国首席エコノミスト、ベス・アン・ボビーノ氏>

世界情勢の変調や国内市場の混乱にも関わらず、雇用者数は増加し、失業率は4.9%に改善、賃金も上昇した。非農業部門雇用者数が15万1000人増と、伸びは前月から鈍化し、市場予想を下回ったものの、米景気の勢いと回復継続を示し、米経済が正しい方向に向かっていることが浮き彫りとなった。

統計の内容は次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で精査され、賃金の前年比2.5%の伸びも追い風に、年内に一段の利上げ実施を主張するメンバーを後押しすることになるだろう。

ただ、われわれは引き続き、年末時点の賃金の伸びは3%を越え、年内の利上げは2回と想定している。

また、統計の内訳でプラスのサプライズだったのは、小売業の雇用者数の増加だ。年末商戦以降も、臨時雇用者数が勤続していることを示唆している。

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