オバマ新米大統領、新時代構築と大胆かつ迅速な行動を表明
[ワシントン 20日 ロイター] 米民主党のバラク・オバマ前上院議員(47)は20日正午、ワシントンの連邦議会議事堂前での就任式で宣誓し、第44代大統領に就任した。米国史上初のアフリカ系(黒人)大統領が誕生した。
新大統領は宣誓後の就任演説で、国家の再建に向け責任ある時代を築こうと訴えた。
「この日から、われわれは自分で起き上がり、自らの埃を払いつつ、米国の再生という仕事に再び取り組み始めなければならない」と語った。
議事堂前には就任式を目の当たりにしようと全米各地から駆けつけた数十万の市民であふれた。宣誓に際し、オバマ氏はリンカーン大統領が1861年の宣誓で用いた聖書に自らの手を置いて宣誓を行った。
演説では、過去の奴隷制度や人種差別のなかで「むち打ちや辛い耕作を耐え忍んだ」人たちによって米国は築き上げられてきたと指摘。さらに経済は極めて弱体化しており、大胆かつ迅速な行動をとると確約、8250億ドル規模とみられる景気対策を最優先課題とする意向を示した。
ただ演説では経済危機への具体的な内容は盛り込まれず、米国株式市場では、演説後に下げが拡大した。
<ささいな不満に終わりを>
国民の広範な支持や期待とともに大統領に就任したオバマ氏だが、演説では、現実に目を向けることでそうした期待の高まりを抑えようとする姿勢も見え隠れした。 続く...
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