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焦点:クリントン氏の視線は本選に、トランプ氏への批判本格化
2016年3月2日 / 09:18 / 2年前

焦点:クリントン氏の視線は本選に、トランプ氏への批判本格化

 3月2日、「スーパーチューズデー」でた候補に大差をつけて勝利を収めたヒラリー・クリントン前国務長官は既に、同じく大勝した共和党ドナルド・トランプ氏に照準を定めているようだ。フロリダで1日撮影(2016年 ロイター/Javier Galeano)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米大統領選の党候補指名争いの天王山「スーパーチューズデー」で、11州中7州で勝利を収めたヒラリー・クリントン前国務長官は既に、同じく大勝した共和党ドナルド・トランプ氏に照準を定めているようだ。

民主党では「民主社会主義者」を自称するバーニー・サンダース上院議員も指名を争うが、スーパーチューズデーを経て、クリントン氏は優位を固めつつあるため、トランプ氏に集中する余裕が生まれている。

クリントン氏は早速、不法移民対策などでメキシコとの国境沿いに壁を築くことを提唱したトランプ氏を厳しく批判した。クリントン氏は、マイアミでの集会で「今回の選挙の意味は、かつてないほど大きい。相手方の主張がこれほどまでに低レベルだったことはない」と強調。「米国の分裂を図ろうとするのは間違っている」と語気を強めた。

ニューヨーク・タイムズ紙の集計によると、現時点での代議員獲得数は、クリントン氏が527人、サンダース氏が325人。民主党の指名を獲得するには、2383人の代議員獲得が必要になる。

民主党ストラテジストのジム・マンリー氏は、クリントン氏が早速トランプ氏を攻撃したことは必然ではあるが、危険もはらむ、と指摘。

マンリー氏は「クリントン氏が本選に目を向け始めなければならないことは確かだ。ただリスクもないわけではない」と話す。トランプ氏が反撃することは必至であり「まさに急所を突いてくるはず」という。

トランプ氏はこれまでにもしばしば、クリントン氏の国務長官時代のイラクやシリアへの対応を批判。さらに、同氏の夫のビル・クリントン元大統領をめぐる古いスキャンダルを蒸し返す構えも示している。

<寄付の申し出増える>

クリントン陣営の資金調達担当者によると、本選を睨んだ寄付の申し出が増えており、選挙ボランティアを集めるのも容易になっている。

大統領選では、党員集会・予備選段階で候補者1人当たり2700ドルの寄付が可能。本選までにさらに2700ドルの寄付が可能だ。

選挙戦序盤はサンダース氏がニューハンプシャー州で勝利、アイオワでは僅差の2位と躍進し、クリントン陣営は沈鬱なムードが漂った。

潮目が変わる大きなきっかけとなったのが、クリントン氏のサウスカロライナ州での勝利だ。実際、全米で見たクリントン氏への支持率は、サウスカロライナ州予備選があった2月27日後に上昇している。

ロイター/イプソスの調査によると、民主党支持者の53%近くが、クリントン氏に投票すると回答した。サンダース氏に投票するとの回答は43%だった。それ以前は両者の支持率はほぼ拮抗していた。

しかし、サンダース氏が終わったと考えるのは尚早。白人の多い北部州はサンダース氏支持が高い傾向にあり、予備選はこれからだ。

リベラル派の団体「デモクラシー・フォー・アメリカ(DFA)」のエグゼクティブディレクター、チャールズ・チェンバレン氏は「ワシントンのプロの評論家たちは、サンダース氏の参戦前には、民主党の候補者は決まったようなものだと断言していたが、それは結局間違っていた。レースがもう終わったと言うのも同じように間違いだ」と述べた。

Luciana Lopez記者、John Whitesides記者 翻訳:吉川彩 編集:佐々木美和

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