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インフレ期待低下のリスク増大、目標達成困難に=米NY連銀総裁
2016年1月15日 / 15:09 / 2年前

インフレ期待低下のリスク増大、目標達成困難に=米NY連銀総裁

1月15日、米NY連銀のダドリー総裁(写真)は、原油安とドル高でインフレ期待低下リスクが高まっており、インフレ率目標達成を困難にしていると述べた。写真は昨年11月、ニューヨークで撮影(2016年 ロイター/Mike Segar)

[サマセット(米ニュージャージー州) 15日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は、原油安とドル高によりインフレ期待が低下するリスクが高まっており、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ率目標達成を困難にしているとの認識を示した。

総裁は講演で「インフレ見通しに対するリスクについて、最も懸念しているのはインフレ期待が下振れ方向へと目標から離れていくことだ」と述べた。

市場ベースのインフレ期待は足元、原油価格の急落を受けて大きく低下しており、通常国債とインフレ指数連動債(TIPS)の利回り格差であるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、10年物が昨年8月下旬以来の水準に低下している。

総裁は、最近数カ月のインフレ期待低下に留意しながらも、それはFRBに利上げを思いとどまらせるほど十分ではなかったとした上で「経済成長がトレンドペースを上回り続けるかぎり、資源利用の拡大がインフレとインフレ見通しを将来的にともに押し上げていくと想定する」と述べた。

エネルギーや食品を除いた価格は依然安定しているほか、ディスインフレの懸念にかかわらず、2016年の米経済成長率は2%をやや超える見通しで、労働市場は多少ながら一段と引き締まるだろうとした。

中国経済をめぐる不透明感や年初以降の市場の世界的な混乱を背景に、米経済が景気後退(リセッション)に陥るのではとの懸念については、否定的な考えを示した。

欧州中央銀行(ECB)やスイス国立銀行(SNB、中銀)が採用しているマイナス金利については、潜在的な政策手段ではあるものの、現時点で「真剣に検討されていない」と明らかにした。

*内容を追加して再送します。

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