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インタビュー:利上げ反対意見、私一人でない=米ミネアポリス連銀総裁
2017年6月16日 / 19:42 / 3ヶ月前

インタビュー:利上げ反対意見、私一人でない=米ミネアポリス連銀総裁

[16日 ロイター] - カシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁は16日、ロイターとの電話インタビューに応じ、最近のインフレ鈍化が一時的であるとの確証が持てるまで連邦準備理事会(FRB)は利上げを見送るべき、と考えるのは私一人ではないとの見方を示した。

カシュカリ総裁は今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、インフレ鈍化を巡る懸念から唯一、利上げ決定に反対した。

総裁は「他の委員も反対票を投じると期待していた。わたしの意見に賛同する委員はもっといるとおもうが、行動を起こす準備はできていなかったのかもしれない」と語った。

セントルイス地区連銀のブラード総裁はこの1年ほど、現在のような低成長環境では利上げは必要ないとの立場を示している。カシュカリ総裁は「彼はかなり賢明にみえる」と述べた。ブラード総裁は今年のFOMCで投票権を持たない。

ブラード総裁以外の参加者で利上げ見送りを支持した人物がいたのかは不明。カシュカリ総裁は他のメンバーの見解について明らかにすることは控えた。今週の会合の議事要旨は約3週間後に公表される。

カシュカリ総裁は、FRBが1970年代にインフレ高進を防げなかった失敗を繰り返したくないとの思いから、同僚の間で低金利への抵抗感が強まっているかもしれないと述べた。「彼らはインフレ率が1.5%程度で低迷することはそう悪くはないと考えているかもしれない」が、自身の考えでは、追加利上げを待つ方がより代償が小さい選択肢だとした。その上で、インフレが急加速し始めても、「われわれには対応する時間が十分ある」と述べる。

バランスシート縮小計画については、おそらく10月1日か11月1日と、開始日を明確にした方が望ましかったとの立場を示した。明らかにしなかったことで、7月と9月の会合前後に、市場には「無用な」不安が広がる恐れがあるとした。

また、インフレ率が長年目標を下回って推移していても、FRBはインフレ目標を引き上げるべきではないとの認識を表明。長期的には分析する価値のある問題だが、FRBが注視するインフレ指標が1.5%に鈍化する中では、「言及することさえ、理に適わない」とした。

イエレンFRB議長はFOMC後の会見で、世界の中銀はインフレ目標の引き上げについて検討すべきと述べている。

ただ、カシュカリ総裁はイエレン議長は「素晴らしい」と評価。「議長が再指名され続投することを望むし、そうなるべきだと信じている。彼女以上の仕事ができる人は他に思いつかない」と話した。

*内容を追加して再送します。

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