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FRB、債券市場のリスクに言及 タームプレミアム上昇など警戒
2017年7月7日 / 21:24 / 3ヶ月前

FRB、債券市場のリスクに言及 タームプレミアム上昇など警戒

[7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は7日議会に提出した半期に一度の金融政策報告書で、長期債の利回り急上昇やマネー・マーケット・ファンド(MMF)による国債・政府機関債への売りなど、債券市場を巡るリスクに言及した。

ただ、報告書では「米金融システムの脆弱性は総じて控えめな水準にとどまっている」としており、債券市場を巡るこうしたリスクはわずかなもようだ。

米国債のタームプレミアム(期間に伴う上乗せ利回り)は、投資家の旺盛な需要とFRBの買い入れにより、歴史的に低い水準にとどまっている。

FRBは報告書で「タームプレミアムがより正常な水準へと急激に上昇すれば、長期債価格の下落リスクとなり、他の資産価格にも波及する」とし、米国債市場を超えて影響が及ぶ恐れがあると指摘した。

長期の米タームプレミアムの目安となる10年物インフレ指数連動債(TIPS)利回りはこの日、0.63%程度で推移。これは2012年12月時点のマイナス0.84%を大きく上回るが、2007─09年の金融危機以前の水準である2.65%はなお大幅に下回っている。

FRBはまた、2兆6000億ドル規模のMMFの動向を注視していると指摘した。

MMF市場では、昨今の金融危機時に発生した取り付け騒ぎの教訓を踏まえ、米証券取引委員会(SEC)が2016年10月に規制強化を実施。昨年は信用力の高い米短期証券(Tビル)や短期の政府機関債などの組み入れを増やす動きが加速した。

だがFRBは「再び不透明かつ脆弱な」代替先へと資金が逆流すれば、取り付けリスクは増大するとし、「同セクターを引き続き監視することが重要」とした。

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