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原油安が業績期待の重しか=今週の米株式市場
2017年6月25日 / 21:38 / 3ヶ月前

原油安が業績期待の重しか=今週の米株式市場

 6月23日、26日から始まる週の米株式市場では、企業業績への期待が引き続き支援材料となる見通しだが、原油価格の下落が懸念される可能性もある。NY証取で撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 26日から始まる週の米株式市場では、企業業績への期待が引き続き支援材料となる見通しだが、原油価格の下落が懸念される可能性もある。株価は最高値圏にあるが、一部のアナリストの間では、調整が近いのではないかとの観測が浮上している。

ヒュー・ジョンソン・アドバイザーズのヒュー・ジョンソン最高運用責任者は「企業業績の回復予想は、原油価格を1バレル=47─50ドルと想定しているものが多い」と指摘。

「原油価格がこの水準に届かなければ、市場が必要としている好決算は現実のものとはならない。これは、些細な問題ではない。今後の見通しが非常に不透明になり、予測のボラティリティーが増すことになる」と述べた。

米原油先物は、第2・四半期の平均価格が、現時点で1バレル=48ドルを超えているが、23日の価格は43ドル前後と、2月の高値を20%以上下回っている。

企業の業績見通しは、11セクター中10セクターで4月初旬時点の予想から悪化している。改善しているのは、資本財セクターのみだ。

トムソン・ロイターのデータによると、S&P500種採用銘柄の第2・四半期決算は、7.9%の増益予想。4月時点の予測は10.2%の増益だった。第1・四半期の実績は15.3%の増益だ。

ダウ工業株30種構成銘柄では、ナイキが29日に最新の四半期決算(3━5月)を発表する。第2・四半期決算の発表が本格化するのは7月第2週。

セクター別では、半導体関連が好調なハイテク企業が2ケタの増益となる見通し。金融も8.1%の増益が予想されている。

エネルギー企業は683%の大幅増益が見込まれている。前年同期は赤字を計上する企業が多かった。第2・四半期の企業業績は、エネルギー企業を除くと、4.8%の増益となる見通し。

アメリプライズ・フィナンシャルのチーフ・マーケット・ストラテジスト、デビッド・ジョイ氏は、原油安が続けば、エネルギーセクターへの期待が年後半にも後退するとの見方を示した。

28日には、連邦準備理事会(FRB)が、銀行の包括資本分析審査の結果を発表する。大手銀行は、同審査でFRBの承認を受けないと配当や自社株買いを実施できないため、審査結果を重視している。

29日には、第1・四半期の国内総生産(GDP)確報値が発表となる。

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