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アングル:トランプ氏訪問に揺れる英国、EU離脱絡み世論二分
2017年2月13日 / 04:13 / 8ヶ月後

アングル:トランプ氏訪問に揺れる英国、EU離脱絡み世論二分

 2月10日、メイ英首相(写真左)がトランプ米大統領(写真右)に公式訪問を要請したことを受けて、英国では、公式訪問に反対する抗議の声が広がっているが、最新の世論調査によると、公式訪問に「問題はない」と回答が多数派を占めた。写真はワシントンにあるホワイトハウスで1月に行われた共同記者会見。(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ブレイントリー(英国) 10日 ロイター] - メイ英首相がトランプ米大統領に公式訪問を要請したことを受けて、英国では、公式訪問に反対する抗議の声が広がっているが、最新の世論調査によると、公式訪問に「問題はない」と回答が多数派を占めた。

特に欧州連合(EU)離脱を支持する高齢者の間では、トランプ氏を警戒しながらも、公式訪問を支持する声が多いようだ。同氏の訪問をめぐって、英国の世論が二分されている現実が浮き彫りとなった。

世論調査会社YouGov(ユーガブ)によると、公式訪問に「問題はない」との回答は49%。「中止すべきだ」との回答は36%にとどまった。

同社の別の調査によると、「トランプ氏に好印象を持っている」との回答はわずか20%前後だが、昨年8月時点の8%からは大きく上昇している。

特に、保守党の支持者・EU離脱派・65歳以上の有権者の間で、トランプ氏に好印象を持つ人が増えているという。

EU離脱の是非を問う国民投票で、離脱派が62%を占めたブレイントリー。ロンドンからわずか60キロほどの町だが、ここではトランプ氏の訪問を支持する声が多い。

年金生活者のアラン・ロウさん(73)は、ロイターの取材に「トランプ氏は好きではないが、公式訪問は進めるべきだ。メイ首相のやり方には賛成だ。EUを離脱するなら、中途半端なことはできない」と語る。

同じく年金生活者のブレンダ・ウィリアムソンさん(79)も「メイ首相を支持している。トランプ氏はまだ就任したばかりで、今後を見守ることが大切だと思う。(米国は)最高の同盟国」と語った。

英国がEUとの距離を置く中、英米の「特別な関係」を復活させようというメイ首相の政策は、ブレイントリーで支持を集めているようだ。トランプ氏も繰り返しEU離脱を賞賛している。

トランプ氏の公式訪問をめぐっては、訪問に反対する署名が190万人近くに達し、バーコウ下院議長が、トランプ氏の議会演説に「強く反対する」と表明するなど、反対は根強い。

ただ、メイ首相の保守党は、支持率で野党・労働党に15%ポイント近い差をつけている。野党もEU離脱をめぐって連携がとれておらず、メイ首相は大きなプレッシャーを感じていないとみられる。

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