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世界の成長率予想を3.4%に下方修正、新興国低迷で=OECD
2014年5月6日 / 16:53 / 3年前

世界の成長率予想を3.4%に下方修正、新興国低迷で=OECD

 5月6日、OECDは経済見通しを発表し、2014年の世界経済成長率が3.4%になるとの見通しを示した。写真はニューヨークの家電店で2010年3月撮影(2014年 ロイター/Jessica Rinaldi)

[パリ 6日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は6日、経済見通しを発表し、2014年の世界経済成長率が3.4%になるとの見通しを示した。昨年11月時点の3.6%から下方修正した。2015年は3.9%成長に加速するとした。

OECDは、高成長を達成していた新興国が低迷する中、先進国が回復をますます後押ししなければならなくなると指摘した。

OECDのグリア事務総長はロイター・インサイダーに対し、「(経済統計の)数字は良くなっているが、下振れリスクが依然としてあるため、われわれはまだ森から抜け出ていない」と指摘。「低成長や、非常に高水準の失業者数は依然としてそこにある」と述べた。

また、中国やロシアといった新興国について、回復路線から外れることはないものの、世界経済の足を引っ張っていると述べた。

OECDは2014年の経済成長率について、米国が2.6%になると予想し、昨年11月時点の2.9%予想から下方修正。今年第1・四半期における悪天候の要因を反映させた。

米国の景気回復が定着する中、米連邦準備理事会(FRB)に対しては、年内に資産買い入れプログラムを終了させ、来年には利上げを開始するよう求めた。

ユーロ圏については1.2%と予想。11月時点の1.0%から小幅に上方修正した。

OECDは欧州中央銀行(ECB)に対し、デフレ懸念の払しょくに向けて行動を取るべきと指摘。少なくとも2015年末までに政策金利をゼロに引き下げるよう要求したほか、預金金利をマイナスにすることも勧めた。

さらに、ユーロ圏のインフレ率がECB目標に戻らなければ、より大胆な行動が必要になる可能性があると指摘した。

日本についても1.2%と予想。ただ、消費増税を受け、こちらは前回の1.5%から下方修正された。

OECDは日銀に対し、物価や賃金、企業利益の上昇という好循環を支えるため、前例のない資産買い入れプログラムを緩めるべきではないと注文を付けた。

また、長期金利の上昇を引き起こしかねないとして、日本に財政引き締めを先送りしないよう警告した。

主要先進国をみると、英国の経済成長率は今年3.2%に達するとOECDは予想。家計支出や企業投資が上向くとして、昨年11月時点の2.4%予想から上方修正された。

OECD加盟国以外では、中国の今年の経済成長率が7.4%になると予想。建設ブームが沈静化し、貸し出し環境がタイト化するとして、前回の8.2%予想から大きく下方修正された。

OECDは、ロシアの経済成長率が0.5%にとどまると予想。ウクライナ問題をめぐる欧米とのあつれきが影を落とした。

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