EU、中国製鋼管に対する反ダンピング関税撤廃へ
[ラクイラ(イタリア) 10日 ロイター] 欧州連合(EU)は、4月に導入した中国製の鋼管に対する暫定的な反ダンピング(不当廉売)関税を撤廃する。ロイターが入手した文書で明らかになった。
同文書によると、EUの執行機関である欧州委員会は、今月28日に予定されるEU加盟27カ国の通商担当者会合で、同関税撤廃を提案する。
EUは域内の製鉄業者からの申し立てを受け、今年4月に一部の中国製の鉄製シームレスパイプに対する期間6カ月の暫定的な反ダンピング関税を導入した。税率は15─25%。同関税の対象となった製品は主に建築用に使われ、EU市場でのシェアは約50%。
EUの対中貿易赤字が拡大するに従い、貿易摩擦が発生。EUは中国製の靴から鉄鋼製品に至るまで、幅広い項目で反ダンピング関税を導入している。
2008年のEUの中国への輸出は780億ユーロ(1090億ドル)と、2000年の260億ユーロから急拡大。また、中国からEUへの輸出も2008年は2480億ユーロと、2000年の750億ユーロから大幅に増加した。
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