ロイターサミット:中国資源業界、国際影響力拡大へ=業界幹部
[北京 31日 ロイター] 中国資源業界の幹部は31日、金融危機によって海外資源会社の資金需要が高まる中、中国の資源大手の国際的な影響力は大幅に強まるとの見方を示した。
Beijing SinodrillのYang Junmin副部長はロイター・チャイナ・インベストメント・サミットで、世界の資本市場の低迷が昨年から続く中、海外資源セクターは深刻な資本不足に陥っているものの、外部資金に依存しない中国の資源会社は比較的打撃が小さく、これを機に影響力を強めることができる立場にあると指摘。
「金属価格が急落して以来、民間を含め多くの中国企業が海外の資源プロジェクトを取得している」と述べた。
Sinodrillは、国有非鉄大手の中国有色鉱業集団からスピンオフ(分離・独立)され、中国国内で資源開発を行う外国企業などにサービスを提供している。資金のひっ迫した外国企業が中国のプロジェクトから手を引く中、同社の中核事業は縮小したものの、現在は、オーストラリア、東南アジア、アフリカ、米州などで多数のプロジェクトに投資する中国企業に探鉱サービスを提供している。
リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)による中国アルミ業公司との提携撤回などを、実現しなかった案件もあるものの、世界各地でより小規模なプロジェクトが速いペースで進められている。
Yang氏によると、Sinodrillもオーストラリアやインドネシア、フィリピンなどの資源会社と長期合弁について話し合っているものの、これらの国では外国企業による探鉱サービス提供をめぐる規制が中国よりも厳しいため、円滑には進んでいない。同氏は「中国が外国企業のプロジェクトを拒否することよりも、外国が中国企業のプロジェクトを拒否することのほうが多い」と指摘。投資リスクをとる用意があるのは中国企業のみだということを考慮すれば、中国が強い経済力を盾に各国で資源保有を拡大することを懸念するのは不公平だと述べた。
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