独連邦議会選でメルケル首相率いる党が勝利、「大連立」に幕
[ベルリン 27日 ロイター] 27日投票のドイツ連邦議会(下院)選挙は、メディア各社の予測で、メルケル首相率いる保守派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が第1党となり、メルケル首相が続投する公算となった。
メルケル首相は、4年にわたる社会民主党(SPD)との「大連立」に終止符を打ち、新たに自由民主党(FDP)との連立を目指す。
前回選挙では得票率でSPDにわずかの差を付けて勝利し政権の座についたメルケル首相だが、今回は事前の予想通りSPDを大きく引き離し、明確な勝利を収めた。
選挙結果を受け、メルケル首相は戦後最悪の景気後退に見舞われたドイツ経済を回復させるために最善の政治体制と主張していた中道右派政権の樹立が可能になる。
メルケル首相は党本部で、歓声をあげる支持者らに「私にとって価値があるのは、われわれが政治体制の変革を手に入れたことだ」と応えた上で、「今夜はお祝いできるが、その後、われわれには厳しい任務が待っている」と述べた。
次期政権は、財政赤字、失業問題、銀行の貸し渋りに伴う信用収縮といった経済問題への対応を迫られる。
FDPと連立を組んだ次期メルケル政権は、減税、ドイツ鉄道などの政府保有株の放出を目指すほか、SPDとの大連立で打ち出した脱原発路線の転換を図るとみられている。
今後、メルケル首相のCDU・CSUとFDPは連立協議に入る。実現すれば1982─1998年のコール政権以来となるが、連立協議では、減税の規模やタイミングをめぐる溝を埋める必要がある。 続く...
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