IEA、年次見通しで長期石油需要予測を大幅下方修正へ=WSJ

2009年 11月 4日 14:36 JST
 

 [シンガポール 4日 ロイター] 国際エネルギー機関(IEA)は来週公表する年次エネルギー見通しで、長期的な石油需要予測を大幅に下方修正する見通し。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が4日、報じた。

 同紙は、下方修正の理由として、先進国の拡大する石油需要をより効果的に制御する努力が当初の予想よりも奏功したためとの関係筋の話を伝えた。ただ、具体的な下方修正の幅については言及しなかった。

 IEAの見通しは、世界経済がリセッション(景気後退)から回復するにつれて石油需要も回復するとの一般的な短期見通しには影響はないとみられる。ただIEAの長期見通しは、世界の石油会社の油田開発や原油精製施設建設の計画に大きな影響を与える。

 IEAおよび多くのアナリストは、石油関連の投資を現在行わなければ、今後10年間に供給が再度逼迫する事態になるとこれまでも度々警告してきた。ただこのところアナリストの中にはこうした見方を変更する向きも出ている。

 IEAは昨年の年次世界エネルギー見通しで、原油価格の上昇と経済成長の減速を理由に、2030年までの世界の石油需要の年間伸び率予測を、それまでの1.3%から1.0%に下方修正。また、2030年時点の世界の1日当たりの石油消費予測を1億0600万バレルと、以前の予測から1000万バレル引き下げた。

 
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